「残業しない=頑張ってない」という迷惑な妄想 残業しないとイヤミを言われる会社には、未来はありません。

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「残業しないと評価されない職場」で残業せずに帰るには

困ってしまうのは、自分が「残業しないと評価されない」職場で働くことになってしまった場合です。最後に、その場合の対処方法を考えてみましょう。

こういった職場であまり残業をせずに、それでも自分の評価を落とさないようにするには、「あいつは早く帰るけどできるヤツ」というキャラになる必要があります。

そういうキャラになるためには、とにかく自分の仕事の「結果」をアピールすることが大切です。こういう職場では、仕事の「結果」はアピールしないと同僚や上司には伝わりません。アピールできなければ、「あんまり頑張ってなさそう」という印象で評価が決まってしまいます。それは避けなければなりません。

アピールの方法はいくつかありますが、例えば「日報」を使うという方法が考えられます。

業務終了後、1日にやった仕事を書き出して「今日はこの仕事を業務時間内にこなした」という情報をメールなどで報告できれば、早く帰っても仕事をしていないとは思われなくなります。

さらに理想を言えば、「日報」は自分だけではなく全員が送るような状況を作れると、仕事の「結果」に力点を置く評価方法をチーム全体に根付かせることができます。なかなか全員を巻き込むのは難しいかもしれませんが、一度ぐらいは「日報」の導入を提案してみてもよいかもしれません。

どうしても上司が仕事の「結果」を見てくれないというのであれば、職場を変えるという最終手段もあります。

仕事の「結果」が評価されないような職場に、どうせ未来はありません。そんな職場で意味のない残業をして自分の貴重な時間を使うぐらいだったら、新天地を求めたほうがまだマシかもしれません。

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