「好きになれない」と嘆く人が陥っているワナ 週の水木に軽くご飯を食べて、週末にも会う

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婚活において、この“好きになれる相手に出会う”のが、実はとても難しいのだ。

なぜ、お見合いで出会った人を好きになれないのか? ありさは言った。

「お見合いして、いいなと思って交際希望を出しても、次に会うのが2週間後だったりするんです。間を空けず1週間後にお会いしたとしても、次に会うのが2週間、3週間と空いてしまう。その間のメールのやり取りもまばらだし、だんだん気持ちのテンションが下がってしまうんですよね」

結婚をしたいがために“婚活”をしているはずなのだが、お見合い市場にいる人たちは男性も女性も、“相手に会う時間を作り出す努力”をしない人たちがあまりにも多い。仕事が忙しければそちらを優先し、自分が旅行に行きたければ長期休暇にその計画を入れ、親が入院すれば親にかかりきりになる。

出会ったばかりの関係性が薄い相手よりも、自分の身の周りで起きていることや、やりたいことを優先させてきたから、独身のまま年を重ねてしまったのだ。婚活期間中は、まずは何をおいても相手に会うことを優先し、時間を作り出さなければ、結婚するのは難しい。

会話が一方通行になることが多い

さらにありさは、こんなことも言った。

「そうかと思うと、毎日連絡をくださる人もいるんですが、“今日は何をしました。こうしたことに感動しました”と自分の報告はしてくるのに、私のことはまったく何も聞いてこない。会話が一方通行で、毎日メールをいただいても、だんだん気持ちもシラケてしまうんです」

婚活市場で苦戦している人たちは、どうもコミュニケーションを取るのがうまくない。お見合いを終えた女性たちから、こんな声を聞くことがある。

「今日の方は、お見合いの会話が一問一答形式でした」

「お見合いの間中、自分のことばかりを楽しそうに話されて、私のことについては、まったく何も聞いてきませんでした」

さらにある男性会員が、かつてこんなことを言っていたこともあった。

「今日の女性は、美人でスタイルもよかったけれど、魅力を感じませんでした。“私は会社で仕事ができるから、周りに頼りにされている”とか、“料理教室に通っているのだけれど、ほかの人たちに比べて手際よく進めていくので、先生にいつもほめられる”とか、すごく自慢話が多かった。お付き合いしても、こんな話ばかり聞かされたらつまらないだろうなと思いました」

どうしたら人を好きになるのか。

私はありさに言った。

「婚活を何年してもうまくいかないと、ありささんのように“どうして私は人を好きになれないんだろう”とか“本当に好きになる人は現れるのかな“、あるいは“人を好きになるにはどうすればいいんだろう”って、クルクル考えてしまうんですね」

“一目惚れ”という言葉があるが、年を重ねていくと知識や経験が邪魔をして、無鉄砲に一瞬で人を好きになったりはしなくなる。

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