挫折しかけながら1年半かかった婚活のワケ
伊坂幸恵(31歳、仮名)が、5月に入って間もなくのこと、かねてから付き合っていた網谷義則(30歳、仮名)からプロポーズをされ、それを受けた。
幸恵が私のところを訪ねてきたのは、1年半前のことだ。当時は3歳の女の子を持つシングマザーだったが、娘の沙耶(仮名)が4歳半になり、この度婚活に終止符を打つことができた。
婚約の報告に来たときに、幸恵は私にしみじみと言った。
「1年半って言葉にするのは簡単だけれど、私にとっては本当に長い道のりでした。途中何度も、『私は再婚できないんじゃないか』と思いました」
幸恵は、女優の北川景子さんをかわいらしい感じにしたアイドル顔だ。もしも子どもがいなかったら、いくらでもお見合いが組めたし、もっと早くに再婚が決まっていただろう。
幸恵だけではない。シングルマザーは皆、婚活に苦労をしている。なぜシングルマザーは再婚がしにくいのか。
子どもが欲しいと言う独身男性は多い。しかし、それは自分の子どもであって、ほかの男のDNAを受け継いでいる子どもではない。


















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