「印象が薄い人」は自分の掘り下げが浅すぎる "刺さる自己PR"、プロならこうやって考える
面接官に「足を出すって言っていたラクロスの学生」と覚えてもらえれば成功です。実は、この話は実話です。「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」と言った学生は、面接を受けた企業を総なめにし、今も大手企業のフロントラインで元気に働いています。
自身の過去を棚卸しする「エピソードノート」
このような、“刺さる自己PR”を作るためには、「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」という信念のように、自分の軸となる信念や考え方を見つけなければなりません。
そのためには、自分の過去を振り返り、今の自分を形づくった出来事を掘り起こす必要があります。
この自身の過去を棚卸しし、過去のエピソードをいつでも語れるよう整理しておく1つのやり方として前出のOBが教えてくれたのが「エピソードノート」です。
エピソードノートのつくり方は簡単です。ノートの見開き左ページの上に、「0歳」と大きく書きます。右ページの上には、自分が「0歳」だったときの西暦を書きます。私の場合だと「1960年」です。
ページをめくって、次の見開きの左上には「1歳」、右上には「1961年」。まためくって左上に「2歳」と書き、右上には「1962年」……。
このように、自分の年齢と西暦を見開きページの左右に書き入れてください。そして、最後に自分の現在の年齢、例えば22歳なら、左上に「22歳」、右上に「2019年」と書く。ここまできたら完成です。エピソードノートができたら、さっそく書き込んでいきましょう。
例えば、昨年の自分を振り返ってみましょう。
昨年のページを開き、左側のページに、どんな出来事があったかを短い言葉で書いていきます。書き方はランダム。思いついた言葉を書く。縦書きと横書きを混ぜても構いません。色をつけるのもいいでしょう。
そして、右側のページには、昨年あった事件、流行った歌、イベントなど世の中で起こったことを書いていきます。こちらもランダムで構いません。なお、エピソードノートは一気に書く必要もありません。
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