「印象が薄い人」は自分の掘り下げが浅すぎる "刺さる自己PR"、プロならこうやって考える

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自分の過去の棚卸しはできていますか? 「あなた」という人間が伝わるエピソードは“刺さる自己PR”に不可欠です(写真:Fast&Slow/PIXTA)
「就活生」にとって最大の山場となるのが採用面接。特に話し方に自信のない口下手な人は、緊張がピークに達し、頭が真っ白になることもあるだろう。そんなとき、渾身の出来の「自己PR」を持っていればこれほど心強いことはない。
そんな面接官の心に刺さる自己PR作りをアドバイスするのが、経営者や政治家のスピーチライティングを務めるひきたよしあき氏だ。ひきた氏が伝授する「面接のマイルストーン」とは?

うまく自己PRができる「3つのマイルストーン」

就活生の皆さんの中には、「自己PRがうまく作れない」と悩んでいる人もいるでしょう。その気持ちは非常によくわかります。

ずいぶん昔になりますが、私自身が就職活動中に博報堂のOB訪問をしたとき。かなり自信のあったエントリーシートを見せたところ、バッサリ切られてしまったのです。

「深みがない。まったく印象に残らない。君の人生は、本当にここに書かれた薄っぺらいものでしかないのか」

これにはガンとやられました。

そんな私は、今では小学生から政治家までにスピーチや演説をアドバイスする「スピーチライター」を務めています。これまで、実にたくさんのスピーチを聴いてきた中で、うまい人の話には、川面にポンポンと等間隔に石が浮いているような「話の目印」があることに気づきました。それにヒントを得て編み出したのが「3つのマイルストーン」です。

この「3つのマイルストーン」に沿ってスピーチすれば、つまずいたり、横道にそれたりせず、首尾一貫した“伝わる話”ができるようになる。しかも、相手の共感や納得、時には感動までをつくり出すことができるのです。

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