「印象が薄い人」は自分の掘り下げが浅すぎる "刺さる自己PR"、プロならこうやって考える
この3つのマイルストーンは、就活にも応用できます。「面接のマイルストーン」は、「信念」「理念」「未来」です。
では、実際に多くの企業から内定をもらった学生の自己PRを参考にして、文例を示しましょう。
自分だけの「キーフレーズ」を作る
【信念】(自分の特長)
私は、大学の4年間、体育会ラクロス部で活動してまいりました。ラクロスの特徴は、時速160キロにもなるボールを追い、つねに前を向いて走り抜けることです。ときには、「え? そんなところを走るの?」と、驚くような場所を見つけ、縦横無尽に走ります。残念ながら、私は背も高くなく、走るのもそれほどはやくありません。しかし、苦しくなったとき、「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」と信じて、努力を続けてきました。
その結果、3年生のときに全国大会で2位という好成績を収めることができました。部長として「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」という信念を仲間たちに伝え、みんなも同じ気持ちで戦ってくれたおかげだと考えています。
私は、大学の4年間、体育会ラクロス部で活動してまいりました。ラクロスの特徴は、時速160キロにもなるボールを追い、つねに前を向いて走り抜けることです。ときには、「え? そんなところを走るの?」と、驚くような場所を見つけ、縦横無尽に走ります。残念ながら、私は背も高くなく、走るのもそれほどはやくありません。しかし、苦しくなったとき、「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」と信じて、努力を続けてきました。
その結果、3年生のときに全国大会で2位という好成績を収めることができました。部長として「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」という信念を仲間たちに伝え、みんなも同じ気持ちで戦ってくれたおかげだと考えています。
【理念】(理念への共鳴を伝える)
「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」
これをモットーにしている私は、御社の掲げる「LEAD FOR FUTURE」という理念に共感を覚えました。
御社は、今後自動車メーカーとして重要なアメリカ、中国、ロシアなどの地理的、政治的力学の変化やデジタル技術の進化にいちはやく対応されているとOBの方々からうかがいました。学生の私から見ると、どこよりも一歩前に足を出し、世界を縦横無尽に走っているように感じました。
「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」
これをモットーにしている私は、御社の掲げる「LEAD FOR FUTURE」という理念に共感を覚えました。
御社は、今後自動車メーカーとして重要なアメリカ、中国、ロシアなどの地理的、政治的力学の変化やデジタル技術の進化にいちはやく対応されているとOBの方々からうかがいました。学生の私から見ると、どこよりも一歩前に足を出し、世界を縦横無尽に走っているように感じました。
【未来】(一体感の演出)
もし私が、御社に入社できたならば、時速160キロのボールを追いかけた脚力と、「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」という信念を持ち、営業として未来の現場に赴きたいと思います。
語学力は、2年間カナダに留学していたので問題ありません。社会学のゼミで専攻した「民族性」の研究も仕事の役に立つと考えています。
もし私が、御社に入社できたならば、時速160キロのボールを追いかけた脚力と、「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」という信念を持ち、営業として未来の現場に赴きたいと思います。
語学力は、2年間カナダに留学していたので問題ありません。社会学のゼミで専攻した「民族性」の研究も仕事の役に立つと考えています。
さて、この自己PRの特徴に気がつきましたか。実は、わずか650字程度の原稿の中に、「私ならもう一歩、足を前に出すことができる」というフレーズが4回も出てきます。
それも、ただ繰り返すだけではなく、自分の信念を語るとき、企業の理念や実態を語るとき、この会社で働く自分の姿をリアルに描くときにこのフレーズが効果的に使われています。
多くの学生が、口角泡を飛ばして同じような自己アピールをします。その中で印象に残るためには、自分だけのキーフレーズをつくり、それを「信念」「企業理念」「会社と自分の未来」へと視点を変えながら語ることが大切です。
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