物事に追われている人に教えたい時間の作り方 「いつ、何を、どのように」考え方を変えよう
肝心なのは、家族としてどう対処すべきかを話し合うことです。たまには画面から離れましょう。その代わりに、散歩する、おしゃべりをする、ゲームをするのもいいものです。
家事を家族全員のチームでやれば自由時間ができる
中には上げ膳据え膳で暮らしているような子どももいます。家族みんなで家事を分担すれば、みんなの自由時間が増えて、家族団欒(だんらん)の時間がもっととれるのです。
子どもは小さい頃から上手にお手伝いできるものです。夕食後に、各自が自分のお皿を流しまで持って行くことを、小さい頃からの決まりごとにするといいでしょう。最初からそう仕向けると、小さい子も喜んで手伝ってくれます。
もう少し大きくなれば、ほかのことももちろん手伝えるようになります。なぜ手伝いが必要か、手伝ってもらえないとどうなるかを説明すれば、子どもでもちゃんとわかるものです。家族とは、全員が共同作業をするチームだということを、身をもって学ぶのです。
5歳になるマーティンは、一時的な里子として、毎週数時間をうちで一緒に過ごしています。ちょっと仕向けてやると、喜んでお手伝いをしてくれます。
ゲーム感覚で家事を楽しんでいるようです。踏み台に上がって鍋をかき回す、野菜を切る、テーブルの用意をする、飲み物を注ぐ、といったことを喜んでやっています。着る服さえ決まれば、1人でちゃんと着ることもできます。
進んでお手伝いができるのは、よちよち歩きの頃から、マーティンの母親にそう育てられてきたからでしょう。このくらいの年齢の子は、大人が前向きに楽しい様子で頼めば、喜んで手伝ってくれるのです。口うるさく言ったり、命令口調で頼んだりしないかぎり、子どもはすぐに協力してくれます。
毎日の家事やしなければならないことに子どもを参加させて、家族の一員と感じさせるのです。家事や自分のことをやり終えるたびに、子どもは自信を深めていきます。
分担を決めるときは家族みんなで話し合いましょう。子どもは自分の意見も尊重してもらえる、とわかるようになります。尊重された子どもは、親に対しても敬意を払うようになるのです。
・長期(月間、半年間、年間)計画表を作成し、誰がなにを担当するか書き込む
・短期(週間など)の具体的な計画表を作り、誰がなにを担当するか書き込む
・予定を詰め込みすぎないように。予定以上に時間がかかる場合の予備や、自発的に行うゆとりを残しておく
・自分の時間がとられる要求にはノーと言えるようになる
・なるべくそれぞれに任せるようにする
・家族みんなで計画を立てる
自分がいちばん元気な時間帯を知り、エネルギーを多く必要とする重要なことは、その時間帯にするようにします。毎晩、最低10分間は、息抜きの時間をとるようにしましょう。
このヒントの1つか2つを取り入れるだけでも、かなり気分がよくなることに驚くでしょう。
計画や段取りを上手に組むには、何度もやってみる必要があります。「いつ、なにを、どのように」すべきか、考え方を変えなければならないからです。
最初は後ろめたく感じるかもしれませんが、その必要はありません。誰だって、いい気分でいることが当たり前なのです!
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