「流行の服を着る女性」が仕事でナメられる理由 信頼を上げる服、下げる服を知っていますか

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見た目で失敗しないためには、「柄は全身でひとつ」と覚えてください。余計なものをなくした「すっきり感」が大事なのです。

色使いで失敗している人も少なくありません。「自分に似合う」というだけで身につける色を選んだり、きれいというだけでカラフルに装ったりすると、ビジネスでの「格」や「存在感」は出にくくなります。一般的に明るくカラフルになるほど、「格」は感じにくくなり、身につける色が多くなるほど「カジュアル感」が強いイメージになるからです。「親しみやすさ」「優しさ」は出る一方で、「気安さ」「軽さ」というイメージにもつながります。

男女問わず、「人から軽く見られてしまう」と悩む人は少なくありませんが、その要因は服装を中心とした印象形成の失敗に原因があるケースも多いものです。自分が身につけているものは、本当は周囲にはどんなメッセージを発しているか、ぜひ真剣に考えてみてください。

いちばんのロールモデルは「なりたい自分」

キャリア女性の方から「ロールモデルがいない」と嘆く声をよく伺います。「部署で唯一の女性」「女性初の○○」といったすばらしい活躍を見せる方たちにとっては、「ロールモデル」と呼べるお手本の存在が見つかりにくい現状があるのでしょう。

『「一流の存在感」がある女性の振る舞いのルール』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

しかし、ロールモデルが見つかりにくいからこそ、ご自身にふさわしい「見え方・見られ方」をしっかり考えたうえで、スタイルやアイテムの情報を取捨選択してほしいのです。「なりたい理想の自分」から、「その自分はどんな印象を周囲に与えるべきか(与えたいか)」を考えましょう。それが明確になれば、自分の見え方や見せ方をふまえて服を選ぶなど、自分にとって「最善の振る舞い」ができます。このような方が存在感を高め人に影響を与える存在になるのです。

そもそも自分の理想と見事に重なるロールモデルに出会うのは、相当難しいことです。それよりも、どんな振る舞いができるようになりたいかという「理想の自分」のイメージを広げるといいかもしれません。あなた自身の中にある「理想の自分」がいちばんのロールモデルなのです。

丸山 ゆ利絵 プレゼンスコンサルタントⓇ

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まるやま ゆりえ / Yurie Maruyama

日本初のプレゼンス・コンサルタント。アテインメンツ合同会社代表。大学卒業後、ホテル西洋銀座、ホテルオークラおよび国内のエグゼクティブ向けビジネスクラブ経営会社で、社長秘書をはじめとする要職を歴任し、一流といわれる財界人と交流をもつ。日本有数のビジネスクラブ「アークヒルズ・クラブ」設立時に中心メンバーとして参画した後、独立。数千人の財界人との交流を通じて培った「超一流とそうでない人の違い」を分析し、一流を目指す人に求められるプレゼンス(存在感)を体系化。大手電気通信事業会社、外資系コンサルティングファーム、生命保険会社などのクライアントから厚い信頼を集める。著書に『「一流の存在感」がある人の振る舞いのルール』『「一流の存在感」がある人の気づかいのルール』(ともに日本実業出版社)がある。

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