高級ファッション業界の、華麗でハードな仕事 私がファッションジャーナリストになるまで

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詳細はスペースの関係で割愛しますが、30歳前後でバリバリ働く女性なら、比較的身近な問題だと思います。それは、プライベート(結婚や出産)とキャリア(仕事)のバランスをどうやって取っていくか。また、そのときの自分の置かれているポジションが、職場や家族のサポートなどを含め、バランスを取れるような環境に恵まれているかどうか。

 これは会社勤めをしながらキャリアを積み上げている女性には、大なり小なり立ちはだかる壁だと思います。残念ながら、私の場合はいろいろとうまくいかず、大きな挫折を味わうことになりました。

挫折を乗り越えた先に

とまあ、少し悲しい感じになりましたが、結果どうなったか。

私の場合、それまでの経験と自分の好きなことをベースに、ずっと興味のあった“書く”ということに方向転換をします。

さらに、自分が社会の役に立つにはどうしたらいいか?ということを考え、そのために、情報発信力という武器を身に付けることが不可欠だということに気づきます。

そんな紆余曲折をへて、長年、ファッションビジネスの現場でラグジュアリーブランドに携わっていた経験と、書くという仕事を組み合わせて、ファッションショーをたしたら、ランウェーリポートにたどり着きました。

現在は、今までの仕事のかけ算で、ロンドンやパリといった海外コレクションをはじめ、東コレなどのランウェーリポートやデザイナーインタビュー、ファッションニュースを中心に記事を書いています。

もう少しシンプルに説明するつもりでしたが、意外と長い自己紹介になってしまいました。

ということで、次回からは、ファッショントレンドは誰がどうやって決めているのか、ファッションショーとはどういうところか、はたまたラグジュアリーブランドのクールなCSRなどなど、ファッションビジネスの仕組みやリアルストーリーをお伝えしていきたいと思います。

ナオヨ マディソン ファッション ジャーナリスト

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ナオヨ マディソン / Naoyo Madison

青山学院大学 国際政治経済学部卒業。大手総合商社に入社し、配属先の繊維本部で欧州系インポートブランドを担当。その後、パリ ソルボンヌ大学に留学する為に渡仏。帰国後は、ラグジュアリーブランドを扱うセレクトショップでアシスタントバイヤーとして勤務した後、イタリア系ブランドのジャパン社に転職。数社にてキャリアをつみ、MDバイヤーとして活躍。現在は、ジャーナリストとしてロンドンやパリをはじめとする国内外のファッションショーをまわり、ランウェイレポートやインタビュー、ファッションビジネスを中心とした記事を執筆する。

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