G20財務相会合が終了「世界経済に下方リスク」

「景気減速長期化を避ける政策行動」が必要

 12日、米ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、世界経済を巡ってリスクが高まる中、景気減速が長引かぬようタイムリーな政策行動を取る必要があるとの認識で一致した。写真は2011年11月に撮影(2019年 ロイター/Dylan Martinez)

[ワシントン 12日 ロイター] - 米ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は12日、世界経済を巡ってリスクが高まる中、景気減速が長引かぬようタイムリーな政策行動を取る必要があるとの認識で一致した。共同声明は発表しなかった。

日銀の黒田東彦総裁は、会議閉幕後の記者会見で、世界経済は今年後半に持ち直す公算が大きいとする一方、米中通商交渉などの不透明要因から一段と下降するリスクが高まっていると指摘。「各国がそれぞれタイムリーな政策行動を取る必要があるとの認識を共有した」と述べた。

同時に「世界経済の成長リスクに留意することが求められ、各国ともリスクを助長する行動を慎み、反対にリスクを軽減する対策を講じなければならない」との考えを示した。

麻生太郎財務相も、貿易摩擦が激化する恐れなどを背景に先行きの世界経済を巡るリスクは下向きに傾いていると指摘。「世界経済を巡って不透明感が高まっている以上、主要経済国の減速が相互に波及していった場合、成長見通しへのリスクは悪化する恐れがある」と述べた。また世界的な過度の不均衡は世界経済にとってリスクであり、二国間ではなく多国間での解決が必要だと強調した。

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