カリスマ投資家が高優待の外食株を見限る理由 株主優待が魅力的でも売却すべきときがある

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また、ある株主は「44万円投資して、38万円の含み損」と言っており、おそらく高値の2200円付近で200株買ったのではないかと思う。改めて株式投資の怖さを知ったが、逆に言えば、200株でよかったと思う。

そして、株主優待の100株保有で3000円のQUOカードは、今のところ継続方針だそうだ。期末配当は無配となったが、100株は、2万5100円で買えるので、優待利回りだけで約12%となっているので、これに目をつけられて、株主数が急増したら、優待制度は継続したとしても、QUOカードの金額の減額(3000円から1000円)もあるかもしれない。総会出席者約200人、12時17分、終了。お土産はなし。大荒れの株主総会も予想されたが、比較的落ち着いた株主総会だった。

すかいらーく配当減予想に外食業界の厳しさを見た

9時01分、すかいらーくホールディングス(3197)を1800円(前日比10円高)で1000株売り、12万9303円の利益確定、買いは、2017年6月27日に1665円で1000株。売った理由は、2月14日の決算発表で、今期の配当予想が19円と前期38円から半減してしまい、株主優待内容の変更はないものの10月の消費増税を控え、外食業界がさらに厳しくなることが予想されるから。残り保有株は4000株。昨日、業績の上方修正と増配を発表した芝浦メカトロニクスは、210円高(5.98%)の3720円。日経平均は、451円高の2万1428円と大幅反発。

【3月27日 水曜日】日経225先物は、140円高の2万1290円、NYダウは、140ドル高の2万5657ドル。

藤田観光(9722)の株主総会出席のため、ホテル椿山荘東京へ行く。毎年のことだが、有楽町線江戸川橋駅を降りて、神田川沿いの桜を見ながら徒歩10分で着くのだが、いつもはまだ桜は早いのだが、暖冬だったせいか、昨年と今年は満開に近く咲いていた。2018年度の訪日外国人観光客数は、前期比8.7%増の3119万人と過去最高となり、2020年の政府目標4000万人の達成も視野に当面は順調に推移することが見込まれているそうだ。11時48分終了。お土産は、洋菓子(メイプルバウムクーヘン5個)だった。株価は、8円高の2775円。

寄り付き、広告・看板用のインクジェットプリンターで世界首位級のローランド ディー.ジー.(6789)を2400円(前日比42円高)で100株売り、9376円の利益確定。買いは、2018年10月26日に2300円で。優待目的で保有しており、12月期末配当1株45円と3000円相当のカタログギフト。売買益、配当、優待と1売買で3度おいしい理想的な取引となった。日経平均は、49円安の2万1378円と小反落したが、配当落ち分172円を考慮すると、実質123円の上昇。

なお、保有株の3月配当を計算したら、税引き後で約300万円あった。高配当利回り銘柄を多く保有しているからなのだが、単月の配当としては、過去最高だと思う。

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