試験2~3カ月前の勉強が合否に差をつける理由 直前期より少し前「ちょい前期」を乗り切る策
間違え、見直し、改善するプロセスこそが勉強であり学習ですので、この時期にはなるべくたくさん間違える、ということを心得ておきましょう。間違えた点は本田圭祐選手の言葉で言えば「伸びしろ」ですので、「伸びしろ」ばかりの自分にワクワクしましょう。
そして最後に、「新」しい自分をあてにしない、というのも重要です。10連休のような大型連休前、多くの人が陥るのが「連休に回そう」病です。この病気にかかると……
「連休は全部遊ぶ」くらいの気持ちで勉強する
「ちょっとこの部分は大変だから連休に回そう」
「今は勉強する時間がないから連休に勉強しよう」
という勉強回避の呪文を唱えだし、みるみる勉強が後回しになっていきます。この病気にかかったが最後、連休が終わっても勉強はまったく進まないことになります。むしろ、「連休は全部遊べるくらい貯金を作るぞ」というモチベーションで、連休をニンジンにして勉強を進めるくらいがちょうどいいです。
夏休みは長いからとりあえず遊んで宿題は後でやろう、と思っている子どもが8月30日あたりから焦るのと同じく、「後でやろう」は、いずれ、「後がない」状況になります。
試験に合格する人というのは、早いうちから危機感を抱くことができる人です。試験日から3カ月前、というのは事実ですが、「3カ月しかない」「3カ月もある」は評価であり、人によって感情が分かれるのです。
3カ月しかない、半年しかない、1年しかない、という思いが根底にあれば、油断することも、モチベーションが落ちることも気にならないはずです。未来の新しい自分をあてにせず、「今」やるのだ、という精神をつねに持てるようにしましょう。
こうした原則を守って「ちょい前期」を乗り切れば、もう直前期です。直前期は新しいことには手を出さず、なるべく情報をシャットアウトしていく時期ですので、集中して試験を迎えてください。令和元年、みなさまが合格という「新」しい結果をつかみ、「新」天地へ踏み出すことを祈っています。
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