今さら聞けない「介護保険」の仕組み超基本 介護保険と健康保険の違いはわかりますか

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いざ、介護保険を利用したい場合に、どこに申請すればいいのでしょう? そしてどのような手続きをすればよいのでしょうか。

健康保険の場合、健康保険証があればケガや病気の際に、病院に行けばすぐ治療してもらうことができます。しかし、介護保険の場合、介護が必要になったからといって、すぐにサービスが受けられるわけではありません。

介護保険の申請方法は?

サービスを利用するには5つの手続きが必要になります。

(1) 要介護認定の申請をする
(2) 要介護認定調査を受けて要介護が決まる
(3) ケアマネジャー(介護支援専門員)がケアプランを作成する
(4) サービス事業者が介護サービスを提供する
(5) 利用者がサービスの費用を一部自己負担(1割~3割)する
要介護認定の申請をする

介護を利用したいと思っている人(被保険者)は、市区町村に要介護認定の申請を行います。申請は本人、あるいは家族が行います。家族が遠方に住んでいるなどの事情で窓口に出向くのが難しい場合は、地域包括支援センター、あるいは居宅介護支援事業者に申請を代行してもらうこともできます。

高室さんは「実際の窓口は、住所地を担当する地域包括支援センターになることが多いようですが、どこに申請すればいいかわからない場合は、役所の介護保険担当課などに問い合わせるかインターネットで検索してみるとよいでしょう」と話します。

申請するために必要な書類は、まず、市区町村の窓口やWebサイトから入手できる「介護保険要介護(要支援)認定申請書」です。ここに主治医の氏名や病院名、連絡先なども記載することで、後に市区町村が主治医に意見書の作成を依頼します。主治医がいない場合は、市区町村が指定する医師の下で診察を受け、その後、申請書に医師の名前、病院名、連絡先などを記入します。

他にも「介護保険被保険者証」(介護が必要な人が40~64歳の場合は健康保険被保険者証)と印鑑に加え、個人番号(マイナンバー)と顔写真がある運転免許証などの身分証明書も必要です。

申請書を提出すると、手元になくなった介護保険被保険者証の代わりに「介護保険資格者証」が交付されます。

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