今さら聞けない「介護保険」の仕組み超基本 介護保険と健康保険の違いはわかりますか

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「介護保険」を知るためには、やはりその仕組みを理解しておくことは大切です。どのような仕組みで成り立っているのでしょうか?

■介護保険制度の仕組みは?

介護保険制度は、40歳以上の加入者(被保険者)と、加入者が住んでいる自治体(保険者)、そして介護保険サービスを提供する事業者の3者で成り立っています。

年齢によって何が違うの?

加入者は40歳以上の人ですが、年齢によって2種類に分類されます。

65歳以上の人は、第1号被保険者となります。保険料はその人の所得に応じて市町村が決めます。公的年金が18万円以上の人は、年金支給月(4月、6月、8月、10月、12月、2月の年6回)に、年金から天引きされる特別徴収となるため、介護保険料を差し引いた額の年金が支給されます。

特別徴収以外の人は市区町村から送られてくる納付書や口座振替で納めることになります(普通徴収)。各市町村によって異なりますが、多くの場合6月(第1期)から翌年3月(第10期)までの年10回払いとなっており、納期限は各納付月の末日です。金融機関はもちろん、多くのコンビニでも納付することができます。

40歳以上65歳未満で、健康保険などの公的な医療保険に加入している人は第2号被保険者となります。保険料は、加入している医療保険の算定方法に基づいて決まります。

■介護保険料の財源は?

介護保険料の財源は、40歳以上の人の保険料と税金がそれぞれ2分の1ずつで構成されています。つまり、保険料が50%、税金が50%の割合です。

50%の保険料の内訳は、一般的に、40歳から64歳までの第2号被保険者の保険料が27%を占め、65歳以上の第1号被保険者の保険料が23%を占めます。

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