30代以下の「賢い」保険との付き合い方超基本

手取りが増えない時代のお金の使い方とは

若い世代でも保険に入ったほうがいいのでしょうか?(写真:CORA/PIXTA)
少子高齢化、年金問題、奨学金返済……。これからの日本を生きるミレニアム世代(2000年代以降に成人を迎える世代)の若者が抱えるお金の問題はたくさんあります。また、上の世代には通用していたお金の常識やメソッドが通用しない時代になっていくため、この世代ならではのお金に対する知識や知恵が必要になっています。
この世代はお金とどう付き合えばいいのか、お金の知識はどのように身につければいいのか、『ミレニアル世代のお金のリアル』から一部抜粋し再構成のうえお届けします。1990年生まれのミレニアル世代の筆者が同世代の身の丈に合った「お金の知識・知恵」を紹介します。

お金と縁のない世代がじわじわ増加

「今の若者は車を買わない」「家も買わない」「旅行へ行かない」「結婚もしない」「子どもを産まない」……。

いわゆる「若者のお金離れ」という現象。2000年以降に成人した「ミレニアル世代」よりもふた回り、3回りも年上の世代の方からは、そう評されたりもします。

けれど2000年以降に成人したミレニアル世代は、景気が低迷している「失われた20年(今では「失われた30年」に突入しているといわれていますが)」に育ち、そもそも景気がいい状態を知らない世代です。

今の20代の平均年収は、国税庁の年齢階層別の平均給与を見ると、20~24歳の平均が258万円、25~29歳の平均が351万円、30歳から34歳の平均が403万円となっています。

税金や社会保険料が上がっていることもあり、現在の給料と40年ほど前の給料では、同じ額面だったとしても、実際にもらえている手取り額に大きな差があるでしょう。しかも物価も年々上昇しており、生活は日々苦しくなっているはずです。

そのかさむ税金や保険料の値上がりに悲鳴をあげているのはミレニアル世代だけではなく、ロスジェネ世代の40代も同様でしょう。

ロスジェネとは、ロスト・ジェネレーションの略称で、バブル崩壊から10年間のうちに新卒となった世代のことをいいます。バブル崩壊による就職氷河期に就職活動を行っていた学生の多くは正規雇用の道を断たれ、派遣労働者やアルバイトなどを選ばざるをえませんでした。

当然、非正規雇用では収入が安定せず、運よく正規雇用で採用されても労働環境は最悪なもので、バブル崩壊後の日本にはそんなお金離れ、お金と縁がない世代がじわじわと増え、もはや国民病のように今も蔓延し続けています。

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