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山口真帆さん暴行事件の騒動に映るAKBの凋落 メディアが手のひらを返しているのはなぜか

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  • 村上 和彦 TVプロデューサー、京都芸術大学客員教授
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何よりもメンバーが「知ってる人がいない」状態になっている。

例えばこの4月1日に「総監督」が横山由依さんから向井地美音さんに交代するのだが、そのような情報はもはやファン以外の人にはほぼ届いていないといっていい。

今年の「選抜総選挙」も中止となったが、例年中継を行ってきたフジテレビは内心ホッとしているかもしれない。年々視聴率が低下する中で行われた昨年の「総選挙」は11%という2ケタの視聴率を獲得したが、これは20時51分~21時24分という「クライマックス」を切り取った「一番いい時間帯だけ」の数字である。

むしろこの時間帯でさえ11%ということは、それ以前の20時50分までは1ケタの「シングル」ということだ。大がかりな中継機材を用意して放送するにはいまや「オイシくない」番組になってきていた。

AKB48グループとメディアの「蜜月」は終焉を迎えた

AKB48グループには落日ムードが漂っている。

人気が低落すればメディアにとっても「うまみ」はなくなる。

これまで幅を利かせてきた「運営や担当者」への反発が表面化してくる。

NGT48をめぐる事件は、そのような流れの中で起きた。

そして潮目が明らかに変わった。

メディアに醸成されていた「反AKB的勢力」にとって、一気に叩くチャンスが巡ってきたのである。

AKSは、どうやら潮目が変わったことにまるで気がついていなかったように見える。この10年、彼らにとってメディアは「ヨイショと忖度をしてくれる仲間」だった。

問題が起きても扱いは小さかったり、同情的な記事を書いてくれたりしていた。

今回の会見も、AKSは「仲間たち」が集まってナアナアで終わらせてくれるというイメージを勝手に抱いていたのではないか。そうでなければあのような醜態は晒さないはずである。

だが今回、メディアは圧倒的に被害者である山口真帆さんを「是」とした。もちろん読者も視聴者も、である。

AKB48グループとメディアの「蜜月」は終焉を迎えた。

この事件は、このままでは到底収束できないだろう。またウヤムヤに終わらせることが許されるはずもない。自浄能力が疑問視されるAKSには、極めて厳しい状況が続くのは間違いない。

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