となると「やっぱりカード決済は儲からない」とやめる中小小売店が増えるんじゃないか。そうならないよう、とにかくオリンピック前までの9カ月間が勝負でしょうね。中小のお店にどれだけ決済端末を設置させて、その間に店にも消費者にも慣れさせて、もうカードから離れられないようにしないと。
その点、今最前線で各社火花を散らしてるQRコード決済は導入に専用機器が不要で、加盟店手数料も低く抑えられている。決済から入金までもカードの15〜30日に対し、即日などと短い。中小店にとってこれは魅力です。
クレジットスコアがモノを言うように
──ところで、岩田さんが最も懸念されているのが、その先に予想される“信用格差社会”です。
キャッシュレスはスマートだけど、ポイントサービスの延長線上にあるのが信用スコアではないか。
支払いの多くがクレジットカードのアメリカでは、過去の返済履歴、カード所有枚数、借入残高などの情報が記載されるクレジットヒストリーを基に、各個人の信用度=クレジットスコアという数値が割り出される。一般市民の点数化ですね。アメリカの暮らしでは何かにつけクレジットスコアが最重視される。だからみんなクレジットスコアを上げることに躍起です。
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