さてここからは恒例の競馬予想コーナーだ。
週末に行われる弥生賞(3月3日、中山競馬場11R、距離2000メートル)は、皐月賞と同距離・同コースで行われる伝統あるトライアルレースだ。年末に同距離の2歳G1ホープフルステークスができ、また1月の京成杯も同距離・同コースであることなどから中距離に適性がある3歳牡馬のローテーションが多様化していることが理由だろうが、今回は登録馬が少ないので、馬券の点数を絞って当てたい。
昨年クリストフ・ルメール騎手がJRAの年間最多勝記録を更新しているように、中央競馬の世界は経済界よりも一足早く外国人労働者(外国人騎手)に席巻されている。今回の弥生賞も、いわゆる「デム・ルメ馬券」すなわち、ミルコ・デムーロ騎手とクリストフ・ルメール騎手の騎乗馬を中心に考えることになる。
弥生賞は「デム・ルメ」か「ルメ・デム」か?
問題は「デム・ルメ」なのか「ルメ・デム」なのか、どちらに重きを置くかが悩ましい。
安定感があるのはルメール騎手のラストドラフトだ。新馬戦では高速ラップを差し切り、前走の京成杯では先行から抜け出すレースを見せ、質の異なるレースを共に勝った素質馬だ。現実にこの距離とコースで勝っている。
デムーロ騎手のカントルが対抗馬になる。昨年のダービー馬ワグネリアンの全弟である。デムーロ騎手は本番の皐月賞では大本命馬サートゥルナーリアに乗るはずなので、ここは全力で勝ちにくるだろうという期待もある。
単穴には新馬戦の勝ちっぷりがよかったシュヴァルツリーゼを抜擢してみたい。一勝馬なので、皐月賞の権利取り(3着まで)に真剣なはずだ。
また、重賞2勝馬のニシノデイジーを押さえない訳には行かない。ホープフルステークスでは0秒3差の3着だった同馬との比較で、今回のメンバーとサートゥルナーリアとの力関係が推測できそうだ。
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