やっぱり変だよ、日本の婚活

ズレまくっている「回転ずし」システム

ここまでの話、全員ハッピーのように思えます。が、実態は逆。先に申し上げたように“ありえない”行動をしなくてはいけないからです。この「回転ずし」というヤツは……。

実はこの「回転ずし」、持ち時間が1人につき2〜3分間に制限されています。そのうえ隣の席との間隔がやたら狭い。だから会話がギクシャクしたものになりがちです。2〜3分などあっという間でせわしないし、両隣の席の会話が聴こえてくるので落ち着きません。

また、従来のお見合いが事前にプロフィールと写真を見た後で会うかどうか決められるのに対して、「回転ずし」ではプロフィールと外見がわかるのは相対した後。だから、パスしたい相手でも2〜3分は話をしなければいけません。

私の経験値ですが、この手のパーティでアプローチしたい女性は10%程度。だから残りの9割(30人異性が参加していたら27人)とは気の進まない会話をする必要があるのです。 

これは正直つらい作業です。精神的にも肉体的にもしんどい。30人と3分間も絶え間なく、しかも似た話(=自己紹介+α)をし続けたら疲れますって……。もちろん、女性の立場からしたら、逆もまた真なりになりますが。

少数派のモテる人がモテる場

この「回転ずし」の後には、「フリータイム」といって、参加者同士が自由に話せる時間が設けられています。が、時すでに遅し。その頃には大半の人が疲労困憊状態です。また、「回転ずし」で誰と何を話したか、何番目の人がよかったのか、肝心の記憶があいまいになることもしばしば起こります。

そうした中、成果を得る人は、「回転ずし」システム誕生以前と変わりません。男性の場合はわずか2〜3分で好印象を与えることができ、フリータイムで積極的に女性にアプローチできる人。女性の場合には若くて見た目のいい人です。

結局、少数派のモテる人がモテる場なのです。「回転ずし」によって、機会の平等は実現しましたが、成果の不平等は解消されないままというわけです。

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