独特の切り口で、あたらしい時代のクリエーティブを目指す彼は、会社の人材交流プロジェクトによって、突然、電通インド支社で3カ月働くことに。現地から、人、仕事、遊び事情を、ライブ感たっぷりでお届けするインド滞在記。
( ブログ「まいにちインド」は、こちら )
インド人はクルマのどの角度を好む?
いつも会社まで送り迎えをしてくれるアニール。
彼はラジャスタン地方にあるジャイプール出身の27歳。
んー…27歳には見えないよ、アニール。
ほとんど英語がしゃべれないので、ヒンディー語でしゃべる。
一度だけ、奥さんに逢わせてもらったことがあって、ヒンディー語で
スンダラ~(美しい)と伝えたら、No,No~と謙遜してた。
なんと日本人らしい反応なのだろう。ちょっと意外だった。
まだ30日くらいしかいないので、インド人の感覚というのが
あまりわかってない。だから、そこらへんの話を周りのインド人と
よく話すことがある。
ホク(こっちで呼ばれている僕のあだ名)、インド人はクルマの
どの角度を好むと思う?そう聞かれたことがあった。
クルマの種類にもよるが、日本では正面が3、側面が7の割合で
見せることが美しいと言われたりする。
もちろんインド人全員というわけではないが、周りのインド人は
ポスターやパンフレットで真横に置かれたクルマを好むという。
理由は、真横だとクルマの大きさが強調されるかららしい。
大きなセダンというのが、オレお金持ちだぜ!という、いわゆる
富の象徴になっているわけだ。
Bigger is betterと言っていた。これは今の日本と感覚的には違うかな。
インド人が好むケータイは?
じゃあ、ケータイは?と聞くと、昔は大きいものが好まれて、
そして小さいものが好まれるようになり、今はサイズは関係なく、
テクノロジーが好まれる、と。うーん、これはなんとなく一緒かな。
身の回りの手配をしてくれるアルンという大柄なインド人がいる。
彼はウィスキーが大好きで、本物の男はウィスキーだろ。と言って
僕をよく飲みに誘ってくる。いろんな意味でヘビーな男だ。
アルンがブレンダーズプライドというインドのウィスキーを
ストレートで飲みながら、この前、こんなことを話をしてくれた。
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