独特の切り口で、あたらしい時代のクリエーティブを目指す彼は、会社の人材交流プロジェクトによって、突然、電通インド支社で3カ月働くことに。現地から、人、仕事、遊び事情を、ライブ感たっぷりでお届けするインド滞在記。
( ブログ「まいにちインド」は、こちら )
言語がたくさんあるため、コピーライターもいろいろ
広告会社らしい雰囲気を、とちょっと前に置かれた卓球台。
置いてみて、その後どうなったかというと、
みんな卓球がうまくなったそうです。
たしかに、けっこうなスピードでラリーが続いてます。
広告会社は、すごく大雑把に言うと2つの部署に分かれます。
アカウントと呼ばれるクライアントやメディアと交渉する部署、
そして、クリエーティブと呼ばれる制作専門の部署。
いま僕は、電通インドのクリエーティブにいるということです。
クリエーティブは、またすごく大雑把に言うと2つの職種に分かれます。
アートディレクターと呼ばれる絵からアイデアをつくる人たちと、
コピーライターと呼ばれる言葉からアイデアをつくる人たち。
インドには言語がたくさんあるため、このコピーライターも
さらに英語、ヒンディー語のコピーライターなどに分かれます。
ややこしいぜ。
結婚式で、純白のドレスは着ない
隣に座ってるシャノンは、英語とヒンディー語、両方のコピーライター。
最近の若者では珍しい、ヒンディー文化にとても詳しい女の子だ。
先日、彼女と広告アイデアを考えてたとき、結婚式の話題になった。
純白のドレスをきた新婦が…みたいなCM企画を話したら、
ウェディングで白は着ないわ、インドでは赤を着るのよ、と言う。
え?! ネットでindian weddingで調べてみると、ホントだ、赤だ!
赤は、幸運を運ぶメデタイ色と信じられているそうな。
近くにいた女子が、最近の子は白も着るわよーと言うと、すかさず
それはクリーム色とか、まぁオフホワイトとかでしょ!とシャノン。
シャノン、なにもそこまで強く言わなくても…。
きっと彼女は、ヒンディー文化を心から愛してるのだ。
インドでは夫が亡くなったとき、妻が着る服が白、だと言う。
ちなみに妻が亡くなったとき、夫は何色を着てもいいそうだ。
女性にとって、死を意味する色が白らしい。
(まぁインドは広すぎるので、地域や宗教によって違うと思います)
そういえば、インドの国旗って3色だけど、あれはどういう意味なの?
と聞くと、ネットで調べられるわよ、とシャノン。
おいおい、そこはネットかよ。
いつも彼女は、わからないことがあれば何でも聞いて、というわりに
8割くらいの返答が、ネットで調べられるわよ、なのである。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら