死を意味する色、ウェディングで着る色。 どうしてインドには、こんなに色が多いのか。

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 緑は、神聖な色

そんな彼女の手には、なにやらタトゥーのような模様が描かれていた。

聞くと、メヘンディーと呼ばれる伝統的なボディアートらしい。

これは結婚式や誕生日に幸せやお守り的な意味で施されるもので、

見た目は茶色だが、塗り立てのときは緑色なんだとか。

緑は、ホーリーカラーと呼ばれる神聖な色のうちの1つだという。

 

先週シャノンの誕生日だった。

 

 

 

 

 

インドの三大祭りの1つに、カラフルな粉をかけあうホーリー祭がある。

別名、カラー・オブ・フェスティバルとも呼ばれている。

このように、インド人は色に対して、さまざまな考え方を持っている。

その感性はユニークで、建物や商品など、あらゆるところで感じられる。

そこで試しに、近くに座るターバンのクキに、こんなことを聞いてみた。

赤といえば何を思い浮かべる? するとクキはこう答えた。

「熱い、暖かい、危険、そんな感じかな。」

じゃあ、白は?

「クール、平和、そんな感じかな。」

 

今日のターバンは青色。

 

 

 

 

 

 

モノじゃなくて、温度感とか意味みたいなものが思い浮かぶようです。

さらに、白をモノでいえば何を思い浮かべる?と聞くと

スペースと答えた。白は、何も書いてないキャンバスのようだから、

何もないスペース(空間)、ということらしいのですが、うーん深い…。

そんな回答がくると思わなかったよ。モノじゃねーじゃん。

 

最後に、今日のターバンの色にはどんな意味があるの?と聞いたら、

このTシャツの色に合うのが、この色のターバン、と。

えー…そこはファッションなのね。一番、意味ありそうなのに。

三浦 北斗 コピーライター CMプランナー

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みうら ほくと / Hokuto Miura

1982年、愛知生まれ、福岡育ち。2006年、慶応義塾大学SFCを卒業後、電通に入社。広告制作をはじめ、バンダイ就活応援ソングなど作詞作曲も多数手がける。海外の現地クライアントの広告制作も経験する、新世代の若きクリエーター。ニューヨークフェスティバル、読売広告大賞グランプリ、TCC新人賞など、受賞多数。

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