日産「X-TRAIL」の大変身に波紋 曲線的なデザインに変更、「デュアリス」も廃止
日産自動車は12月11日、中型SUV(多目的スポーツ車)「X-TRAIL(エクストレイル)」をフルモデルチェンジし、16日から販売すると発表した。新たに3列シート7人乗りを設定。今のところ排気量2リットルのガソリンエンジン車のみだが、1年以内にハイブリッド車も投入する。価格は224万9100円~279万7200円だ。
2000年に初代が登場し、日産を代表するSUVブランドといえるエクストレイル。3代目となる今回、クルマの性格づけを大幅に変えた。2代目まではアウトドア、オフロード志向を前面に打ち出しており、外観も直線的で角張ったデザインを採用。力強い伝統的なSUVのイメージを持っていた。
運転の快適性を重視
これに対し、新型は見ての通り、曲線的なデザインを採用、オフロード車の性格を薄め、乗用車としての性格を強めたクロスオーバーSUVとなっている。これまでクロスオーバーSUVとして同価格帯でラインナップしていた「デュアリス」は廃止した。
モデルチェンジによって、SUVとして悪路での走破性能は維持向上させつつ、収納スペースの充実などの快適性や、駐車の際にハンドルを自動操作する駐車支援機能、自動ブレーキ機能といった運転のしやすさを向上させている(一部機能はオプション)。
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