「NISSAN GT-R」に乗ってみた!!

2014年モデル、「量販車最速」の看板に偽りなし

ゆるめのコーナーからストレートに入ったところで、アクセルを思い切って踏み込むと、「NISSAN GT-R」は空気を切り裂くような音とともに、とてつもない加速を見せた。

「頬の肉が後方に持って行かれる」

大げさかもしれないが、間違いなくそう体感した瞬間があった。

1kmあるかどうかの区間に、デジタル表示のスピードメーターは一気に時速180km近辺へ。そこでスピードリミッターが働いた。スピードリミッターとは、日本の自動車メーカーが国内向けに販売する乗用車に原則として付けている機能で、時速180km前後に達すると、たとえばエンジンに噴射する燃料の量を絞り込み、どれだけアクセルを踏み込んでもそれ以上のスピードが出ないように調整される仕組みだ。

GT-Rの場合は、時速180km近辺へあっという間に達してしまったため、スピードリミッターが効いたときには加速が一気に押さえ込まれ、まるで減速でもしたかのように感じた。そもそも安全面を考慮すると、記者の腕ではそれ以上のスピードは危なく、すぐにブレーキを強く踏み込んで減速したが、GT-Rのすごさを知るには十分だった。

GRANDRIVEで試乗

1月下旬の週末。日産自動車の国内主力生産拠点の一つ、追浜工場(神奈川県横須賀市)に隣接する「GRANDRIVE」(グラン・ドライブ)で開かれた報道機関向けの試乗会に参加した。

GRANDRIVEは、もともと「追浜試験場」として運営され、2007年に再整備が完了した施設だ。日産の新型車のテストや系列販売会社を含めた関係者などへの体験試乗などに使われており、アップダウンのあるコーナーや、凸凹、ひび割れなどの不整路、ストレート、バンクなどで構成する全長4km弱の試乗コースがある。公道ではないクローズドコースだが、サーキットのような激しい走行は御法度。安全に気を配りつつの運転となる。

この試乗会は日産が近年、この時期に開いている。今回はGT-Rのほか、日産を代表するもう一つのスポーツカー「フェアレディZ」やEV(電気自動車)「リーフ」、新型「スカイライン」として今月末に投入予定の「Q50」(米国仕様)など、最新モデルを中心に10数車種の試乗車が用意され、それらを体験するプログラムだった。

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