レクサス、新型「IS」に乗ってみた ハンドルを握って感じた、高級HVの真髄

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アクセルを一気に床まで。その後、ブレーキをガツンと踏み込む――。滅多にない機会なので、少し思い切った運転をして、どんな挙動になるのかを試してみた。もちろん制限速度を守り、一般道における安全はちゃんと確保した。その上で振り返ると、新型「IS」は想定とは違う動きをした。「あれ?何でこんなに安定感があるんだろう?」。おそらく初めて味わった不思議な“感覚”が、最も印象に残った。

トヨタ自動車が7月中旬に東京都内で開いた、報道陣向けの試乗会。7年8カ月ぶりのフルモデルチェンジ(全面改良)で、5月16日に発売となった高級車ブランド、レクサスの新型ISに試乗した。

BMW「3シリーズ」、ベンツ「Cクラス」の対抗モデル

ISは2005年9月のレクサス誕生とともに投入された看板車種の一つで、トヨタはスポーツセダンと銘打っている。BMW「3シリーズ」、メルセデスベンツ「Cクラス」という、ドイツの2大高級車メーカーの代表車種への対抗を強く意識したモデルだ。

新型ISでは「IS350」(排気量3500ccのV型6気筒エンジン)、「IS250」(同2500cc)の従来グレードに加え、モーターとエンジンを併用するハイブリッド(HV)仕様「IS300h」(排気量2500ccの直列4気筒エンジンを搭載)が新たに設けられ、「LS」「GS」などのレクサスシリーズのすべてにHVがそろった。

試乗会では、新型ISの3タイプすべてが用意されたが、もちろん時間と枠には限りがある。記者は、HV仕様のスポーツタイプである「IS300h “F SPORT”」の試乗を要望した。新型ISは発売後1カ月間で月販目標800台の約9.5倍となる約7600台を受注したが、実はそのうち約7割がHV。後学のためにも、この売れ筋モデルの乗り味を知っておくべきだと思ったのが、試乗車を選んだ理由である。

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