レクサス、新型「IS」に乗ってみた ハンドルを握って感じた、高級HVの真髄
ハイブリッドは今のトヨタの勢いを象徴する。トヨタでは「プリウス」「アクア」といったHV専用車が大ヒット。昨年、フルモデルチェンジした新型「クラウン」でもHV仕様が販売の中心となっており、来月(8月)に登場予定のトヨタの量販車「カローラ」もHVを設定する。HVを突き詰めることこそが、今のトヨタの持ち味であり、他社との差別化にもつながるのだろう。
3シリーズ、Cクラスは、手頃な車体サイズながら、高級感や走行性能、走りの質感に優れ、世界中の富裕層に好まれている。日本でも、2モデルのブランドイメージや存在感は高く、ざっと見渡して互角以上の勝負ができる日本車は、“事実上”なかったが、トヨタが満を持して熟成を重ねた2代目の新型ISは、「モータージャーナリストからも高い評価を得た」(前出の伊勢氏)と、トヨタは感触をつかんでいる。ライバルに近づいているとしたら、HVという武器を高級車へ本格的に用いていることも、その要素の一つと言えるかもしれない。
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