レクサス、新型「IS」に乗ってみた ハンドルを握って感じた、高級HVの真髄

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ハイブリッドは今のトヨタの勢いを象徴する。トヨタでは「プリウス」「アクア」といったHV専用車が大ヒット。昨年、フルモデルチェンジした新型「クラウン」でもHV仕様が販売の中心となっており、来月(8月)に登場予定のトヨタの量販車「カローラ」もHVを設定する。HVを突き詰めることこそが、今のトヨタの持ち味であり、他社との差別化にもつながるのだろう。

3シリーズ、Cクラスは、手頃な車体サイズながら、高級感や走行性能、走りの質感に優れ、世界中の富裕層に好まれている。日本でも、2モデルのブランドイメージや存在感は高く、ざっと見渡して互角以上の勝負ができる日本車は、“事実上”なかったが、トヨタが満を持して熟成を重ねた2代目の新型ISは、「モータージャーナリストからも高い評価を得た」(前出の伊勢氏)と、トヨタは感触をつかんでいる。ライバルに近づいているとしたら、HVという武器を高級車へ本格的に用いていることも、その要素の一つと言えるかもしれない。

武政 秀明
たけまさ ひであき / Hideaki Takemasa

1998年関西大学総合情報学部卒。国産大手自動車系ディーラーのセールスマン、新聞記者を経て、2005年東洋経済新報社に入社。2010年4月から東洋経済オンライン編集部。東洋経済オンライン副編集長を経て、2018年12月から東洋経済オンライン編集長。2020年5月、過去最高となる月間3億0457万PVを記録。2020年10月から2023年3月まで東洋経済オンライン編集部長。趣味はランニング。フルマラソンのベストタイムは2時間49分11秒(2012年勝田全国マラソン)。

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