「JINSは踊り場にさしかかっている」 眼鏡大手ジェイアイエヌの田中仁社長に聞く

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 ――米国は5年で100店舗出すという高い目標を掲げている。

まずは何店か出し、いけると思った段階でペースを加速する。(2010年に進出した)中国も年内で20店を超え、 2014年の春に10店以上出すことが決まっている。100店までは何となくみえている。本部経費が重いのでまだ赤字だが、それも、もう吸収できる。

国内は大量出店で攻める

たなか・ひとし●1981年前橋信用金庫(現しののめ信用金庫)入庫。87年服飾雑貨の製造卸ジンプロダクツ創業。88年当社設立、01年に眼鏡事業に進出(撮影:梅谷秀司)

――JINS PCに続く商品はあるのか。

「JINS Moisture(ジンズモイスチャー)」(ドライアイ対策眼鏡)はニーズが高い。特許の申請をしているので、JINS PCのように真似されるリスクは小さいと思う。(超軽量の)「エア・フレーム ウルトラ」や「JINS 花粉Cut」(花粉対策用眼鏡)もある。

JINS PCにしても、まだ社会全体に広まっているわけではない。たとえば、子供たちが学校や塾でタブレット端末やパソコンを使って、授業を受けるようになってきている。そこで、(疲れ目の原因となる)ブルーライトの存在を世の中が知ると、PC用眼鏡をめぐる環境が大きく変わる。ただ、そのときには本物のPC用眼鏡しか普及しない。では、その本物のPC用眼鏡を販売しているのはどこなのか、ということになる。JINS PCは自信のある商品なので、今後もしっかり売っていきたい。

――国内において、既存店が苦戦する中、当面の成長を牽引するのは新規出店か。

そうだ。出店余地はまだまだある。(これまで中心に出店してきた)ショッピングセンターだけでなく、ロードサイドにも出店していく。あと数年のうちに500店(2013年11月末で231店)を達成したい。

中島 順一郎 東洋経済 記者

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なかしま じゅんいちろう / Junichiro Nakashima

1981年鹿児島県生まれ。2005年、早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、東洋経済新報社入社。ガラス・セメント、エレクトロニクス、放送などの業界を担当。『会社四季報』編集部、『週刊東洋経済』編集部、ニュース編集部などを経て、2020年10月より『東洋経済オンライン』編集部に所属

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