「JINSは踊り場にさしかかっている」 眼鏡大手ジェイアイエヌの田中仁社長に聞く
――米国は5年で100店舗出すという高い目標を掲げている。
まずは何店か出し、いけると思った段階でペースを加速する。(2010年に進出した)中国も年内で20店を超え、 2014年の春に10店以上出すことが決まっている。100店までは何となくみえている。本部経費が重いのでまだ赤字だが、それも、もう吸収できる。
国内は大量出店で攻める
――JINS PCに続く商品はあるのか。
「JINS Moisture(ジンズモイスチャー)」(ドライアイ対策眼鏡)はニーズが高い。特許の申請をしているので、JINS PCのように真似されるリスクは小さいと思う。(超軽量の)「エア・フレーム ウルトラ」や「JINS 花粉Cut」(花粉対策用眼鏡)もある。
JINS PCにしても、まだ社会全体に広まっているわけではない。たとえば、子供たちが学校や塾でタブレット端末やパソコンを使って、授業を受けるようになってきている。そこで、(疲れ目の原因となる)ブルーライトの存在を世の中が知ると、PC用眼鏡をめぐる環境が大きく変わる。ただ、そのときには本物のPC用眼鏡しか普及しない。では、その本物のPC用眼鏡を販売しているのはどこなのか、ということになる。JINS PCは自信のある商品なので、今後もしっかり売っていきたい。
――国内において、既存店が苦戦する中、当面の成長を牽引するのは新規出店か。
そうだ。出店余地はまだまだある。(これまで中心に出店してきた)ショッピングセンターだけでなく、ロードサイドにも出店していく。あと数年のうちに500店(2013年11月末で231店)を達成したい。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら