「産後クライシス」でギリギリの夫を救う方法

夫を救うのは、隣の夫?

「子どもも生まれたんだから、もっと頑張れ(残業しろ)」

「そんなの、みんな経験するんだよ。女の尻に敷かれて情けないやつだな」

「男のくせに育休なんて、キャリアはどうでもいいんだな」

産後クライシスの実態と解決の鍵は、『産後クライシス』(ポプラ社)にも詳しい

これらは父親になった男性たちが、上司に言われてショックだったことの一部です。今やこうした言葉は、部下のやる気に直結する可能性があります。

東レ経営研究所の渥美由喜さんは、「これからの管理職の必須スキルは、産後クライシスという問題を抱えた部下に共感できることだ」と言います。共働きが普通になる時代に、かつての伝統的マネジメントは通用しなくなるというのです。

職場で育児と仕事を両立しながら、しっかりと成果を上げる社員がいたら、その苦労をよくみてあげてください。その社員の仕事へのモチベーションはきっと上がります。

社会構造の問題として、議題を設定し直す

私たちは産後クライシスという問題を2年近く取材してきました。それは、この問題を母親自身や家族という枠組みにとどめず、社会構造の問題として、議題の設定をし直す必要があると考えたためです。

連載の第1回で「産後とは幸せの始まりである一方で、夫婦の正念場でもある」と言いました。しかし、これは「産後とは夫婦の正念場である一方で、さらなる幸せの始まりである」と言ったほうが、本質に近いと考えます。

産後クライシスという問題を男同士でもシェアする。少し意外かもしれませんが、そのことによって夫婦の愛情はより深まり、家族の幸せは大きくなる。私たちはその可能性が十分にあると思っています。

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • トクを積む習慣
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 本当は怖い住宅購入
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
おうちで稼ぐ、投資する!<br>在宅仕事図鑑

コロナ禍の下、世代を問わず広がったのが「在宅で稼ぐ」ニーズ。ちまたにはどんな在宅仕事があり、どれくらい稼げるのか。パソコンを使った「デジタル小商い」と「投資」に分け、誰にでもできるノウハウに落とし込んで紹介します。

東洋経済education×ICT