共働きでもあえて「幼稚園」選ぶ人が得る利点

夕方までの預かり保育可能な園が増えている

保育園だけでなく、保育に対応している幼稚園も選択肢に含めていいかもしれない(写真:maroke/PIXTA)

12月を迎えると、来年4月の保育園入園に向け、保活に奔走している保護者が一気に増える。最近では、幼稚園でも夕方までの預かり保育サービスを提供するところが増えてきているので、幼稚園と保育園を併願するという世帯もあり、幼活が始まる時期でもある。

保活はさまざまなメディアを通じて、すでにある程度ナレッジ化されている部分も多いが、幼活は案外知られていない。筆者自身は、認可保育園に入れなかったからという、どちらかというと消去法で選択した「幼稚園」であったが、実際に入ってみると保育園とはまた少し違うカラーのママたちと知り合え、とても有意義な園生活を送っている。

そこで、幼稚園と保育園をどちらも経験した筆者の視点から、自分の子どもに最適な環境を考える選択肢の1つとして「幼稚園」を検討する材料を提供したい。

共働き世帯で高まる「保育可」幼稚園のニーズ

筆者の娘(年中・5歳)は、預かり保育のある幼稚園に通っている。2歳児クラスまでしかない小規模保育園を今年度で卒園する息子(現在2歳)については、今まさに来年4月からの入園先を探している真っ最中。

幼稚園は一般的に、「午後2時で終わる」「水曜日は午前中のみ(9時半くらいに登園して11時半くらいで終わる)」「春夏冬に2週間〜2か月弱の長期休みがガッツリある」という、専業主婦世帯を前提にした運営形態であった。

ところが、ここ数年、出産後も働く女性が増加したことに伴い、夕方までの預かり保育を実施する幼稚園への申し込みが殺到しているという。幼稚園を選択する共働き世帯が増えてきているのだ。

「幼稚園」を選択する共働き世帯のニーズは、主に以下のようなものである。

(1)「認可保育園に入れないから幼稚園」(筆者はこのパターン)
(2)「幼児教育をしっかり受けさせたいから幼稚園」
(3)「ゆるやかな働き方で子どもと過ごす時間も確保したいから幼稚園」(現状では、認可保育園を目指す場合、週5日間のフルタイム勤務でなければ入れないという地域がまだまだ多い)
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