城彰二が提言「森保ジャパン」が強くなる方法

W杯後の日本代表に必要な個と組織力の強化

結果的に西野体制に移行した日本代表は風通しがよくなり、キャプテン・長谷部誠(ドイツ1部・フランクフルト)らベテランを軸にチーム全体の結束が強まった。同指揮官の下で1996年アトランタ五輪を戦っている城は恩師の人柄を熟知している1人。

ロシアワールドカップでの日本代表の戦いを振り返った城(撮影:梅谷秀司)

大会期間中もロシアにも赴き、ベースキャンプ地のカザンでも取材したが、改めて西野効果を実感する日々だったようだ。

「西野さんは出しゃばらないし、選手の意見を素直に聞いて一緒にチーム作りを考える人。

一方で自分の考えを頑として持っている。いちばんすごいのは『俺が責任を取るからお前たちは頑張れ』と言い切れるところ。だから残り2カ月でも勝算はあると僕は考えていました。チーム内のコミュニケーションもスムーズになったけど、それはハリルさんの頃にはなかったもの。同じ言葉で細かいところまでニュアンスを伝えられるのは日本人ならではの利点。やっぱり大きかったですね。

本田(圭佑=オーストラリアAリーグ・メルボルン)も自分から若手と意思疎通しようとしていたし、長友(佑都=トルコ1部・ガラタサライ)もパイプ役を買って出ていた。『みんなで考えて戦おう』という雰囲気になったからこそ、いい結果が出たと思います」

森保監督体制で試金石となるアジアカップ

日本サッカー協会もこの流れを踏襲すべく、森保監督を抜擢し、日本人の長所や特性を生かした代表作りを進めている。その成果はここまでのテストマッチ5試合で確実に出ている。ただ、1月の2019年アジアカップ(UAE)はまた別物。

指揮官と若返ったチームに大きな試金石になるのは間違いない。

その後には2022年カタールワールドカップ予選も控えている。4年後に8強の壁を超えるためにも、代表がもう一段階上のステージに達しなければいけないのは事実。そのためのアイデアが城にはあるという。

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