「GAFAの分割案」は資本主義では当然の結論だ

NHK「異色経済ドキュメント」が斬るIT4強

「GAFA」の脅威を説き、世界的なベストセラー作家となったスコット・ギャロウェイ氏。彼は「GAFAと資本主義」をどのように捉えているのだろうか(画像:NHK)
1月3日夜9時より放送されるNHK-BS1スペシャル「欲望の資本主義2019~偽りの個人主義を越えて~」。資本主義の行きつく先はどこなのか? 2017年から続く、大反響の異色経済ドキュメントの第3弾だ(当日は午前10時から2017年版、正午から2018年版も放送される予定)。
今回は、国民国家、すべてを超越して巨大化するGAFA、従来の市場原理を超えて席巻する仮想通貨などを題材に、歴史を彩った思想家ハイエクらの言葉を拠りどころにして、「自由」の形と資本主義社会の行く末を真正面から問う。
22カ国で刊行し日本で12万部のベストセラーとなった『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』の著者で、番組内でも取材されているニューヨーク大学スターン経営大学院教授、スコット・ギャロウェイ氏へのインタビューをお届けする。

GAFAは「神、愛、消費、セックス」

『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(東洋経済新報社刊)を著したスコット・ギャロウェイ教授は、絶好調なパフォーマンスを見せるGAFAの株を持ち、ニューヨーク・マンハッタンの高級住宅エリアに住み、いちばん稼ぎがいい企業に就職したい野心的な学生を名門校で教え導く。

『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』は、12万部のベストセラーとなっている(画像をクリックすると特設サイトにジャンプします)

学生の多くは、アマゾン、フェイスブック、グーグルといった誰もが夢見るテクノロジーの「巨人」に就職する。『GAFA』は、そんな教授が、4強の知られざる本質について分析し、世界に対して警告を発した書だ。

教授は、同著で4強のGAFAをこう例えた。

ヨハネの黙示録の四騎士。地上の4分の1を支配し、剣、飢饉、悪疫、獣によって「地上の人間を殺す権威」を与えられている。

――4強は恐ろしい「権威」だとするが、現代の人々の目にはどう映っているのか。

ギャロウェイ:グーグルは、私たちの神です。あなたが結婚しようとしているのか、離婚しようとしているのか、何を悩んでいるのかを、グーグルは知っています。

フェイスブックは、愛です。人間は種として、愛されることを必要としているばかりでなく、フェイスブックは、最も大切な、あるいは2番目に大切な人間関係の触媒となり、人間関係を強化するのです。心であり、愛です。

人間はつねに「もっと」と求めるものです。ウォルマートもユニクロもそこそこその欲求を満たしてくれますが、最も満たしてくれるのに長けているのは、アマゾンです。

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