勝てる個人投資家になる「ただ1つのルール」

株で600万円失っても復活できた理由とは?

さて、下落した株をロスカットをしなかった人のほとんどは、「塩漬け」にしていると思います。塩漬けは、値下がりした株を損切りするでも買い増すでもなく、そのまま持ち続けることです。

株はいくら値下がりしても、売らない限り、その損失は確定しません。ですから、いつか再び株価が戻るまで、漬け物をつけるがごとくじっと待つのも1つの手というわけです。また、配当金や株主優待があるならば、株価に関係なく受け取れるので、それを目当てに株価が戻すのをやり過ごすことも考えられます。

しかし、塩漬けは、いつ戻るかわからない含み損を抱え続け、ほかの投資機会を失うことになります。ほかの有望な銘柄が値上がりしていても、それを買えないばかりか、さらなる値下がりによって損失が増える可能性があります。さらに、配当金や株主優待もずっと出される保証はありません。業績が悪化すれば、真っ先にカットされるのが配当金や株主優待だからです。食べ物を塩漬けにすれば腐りにくいですが、株の場合、仮に倒産したり、大幅に業績悪化したりした場合、腐らせるどころか、そのもの自体がなくなる恐れもあります。可能性自体は低いものの、塩漬けする際はこうしたリスクがあることを念頭に入れておきましょう。

多少の損失を経験したほうが投資はうまくなる

やったことのある人はわかりますが、損切りは苦しいものです。損失額が大きくなればなおさらです。私も600万円損したときは、2、3日ほとんど眠れませんでした。

だからこそ、損失が大きくなる前に、ロスカットルールにもとづいて淡々と行うべきだと言えます。

例えばサッカーや野球などのプロスポーツ選手で言えば、多少の怪我はあっても、いかに致命傷を負わずに、試合に出場し続けるかが重要です。投資の世界でも、生き残り続けるには、自分独自の資産運用のルールを設定し、それを忠実に実践していくことが成功の秘訣です。

といろいろ書いてきましたが、今回の記事を読んだだけではイマイチ実感できないでしょう。読者の皆さんに損してほしいとは決して思いませんが、本音をいうと、多少の損失を経験しないよりも、むしろしたほうが、よりリスク管理の重要性がわかりますし、投資がうまくなると思います。

私自身もまだまだ未熟な投資家ですが、皆さんと一緒に、感情に負けず失敗を経験しながらマーケットに向き合っていきたいと思っています。

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カーリング人気萌芽の時代から、平昌五輪での銅メダル獲得まで戦い抜いてきた著者。リーダーとして代表チームを率いつつ、人生の一部としてカーリングを楽しめるにまで至った軌跡や、ママさんカーラーとして子育てで得た学びなどを語る。