世界的名作が集結!話題の美術館ランキング 2018年は企画展示の当たり年?
かつては展示物を鑑賞するだけという受け身の要素が強かった美術館や博物館。だが近年、ただ見る・学ぶだけのスポットから変わりつつある。企画や催しを体験できたり、“インスタ映え”を狙って撮影できたりと、世代や国籍を問わず親しみやすくなっているのだ。
建物や周囲の自然と融合した施設が人気に!
「知識や教養がないと楽しめないような展示方法だったり、敷居が高いものは、もう古い。訪れる人の誰しもに魅力が伝わる仕掛けを盛り込んだ施設が人気となっています」
こう教えてくれたのは、美術館や博物館に詳しいライターの浦島茂世さん。
その傾向は、訪れた人の評価にも表れている。大手口コミサイト『トリップアドバイザー』が調査した最新の人気ランキングによると、美術館の場合、収蔵作品はもとより、建物や周囲の自然をも含めて総合プロデュースされた施設が上位に。
「1位の『豊島美術館』は島の自然と融合した斬新な作りが美しい。3位の『根津美術館』は新国立競技場を設計した建築家・隈研吾氏による建物と周辺環境の調和が素晴らしい。都心ながら秋には紅葉も見事で人気です」(浦島さん、以下同)
自然の美を取り込む展示や作品は、ここでしか体験できない希少性があると口コミやSNSで話題に。評判を聞きつけて、ミュージアムを目当てに日本を訪れる外国人も増えている。
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