山本彩の卒業に元NMB48メンバーも動いた。
現FM OH!(FM OSAKA)社員の河野早紀だ。10月25日~27日の期間、NMB48山本彩の卒業に向けたファン60人以上の感謝や応援のメッセージがラジオCMとして、FM OH!にて48本オンエアされ、河野も自身の声でCMに参加した。
2015年にグループの卒業公演のときに誓った「将来はラジオ番組を制作したいと思うようになりました。その目標に向かって大学で勉強を頑張ろうと思います」という公約を果たし、河野は「彩さんがNMB48を卒業される直前に、また一緒にお仕事で関わることができて本当に光栄です!」と喜びのコメントを出している。
NMB48初の野外会場となる今回のステージは、大阪府の万博記念公園東の広場に設営され快晴にも恵まれた。
この人の花道を盛大に飾りたい、山本彩の8年間に対する共感の輪は数多くの人に広がりをみせていた。
比べるのは過去の自分と未来の自分だけ
「具体的には、最後にグループの未来を担う曲を残したいと思っていて。NMB48に少しでも私の思いと魂が残ればいいなと思います」
筆者とのインタビューの際、迷わずに発した言葉だった。
この思いを具現化したのが山本彩プロデュース公演である。自らスタッフへ提案し、出演メンバーは加入から1年未満の研究生29人が対象になっている。
NMB48の金子剛劇場支配人は、山本彩がNMB48にもたらした功績の1つに「皆が憧れてオーディションを受けに来る」ことを挙げている。
研究生に対して山本彩は「全員立てるチャンスはつねにあるから奪い合ってほしい」と伝え、熾烈な競争の中で16人を選出し、研究生へのメッセージを込めた楽曲(作曲担当)「夢は逃げない」をNMB48 に最後に贈った。
グループに残したのは、楽曲だけではない。9年目のNMB48を支えていくメンバーに贈った言葉もそうだ。
10月17日、大阪城ホールでの8周年ライブでは「人と比べたらいけない。比べていいのは、過去の自分と未来の自分」とエールを贈った。
「置かれた場所で咲きなさい」という名言があるように 、自分が置かれた状況がいくら逆境でも、そこで「咲く」努力をすること。 そうすれば、人はどんな逆境でも輝き、花を咲かせることができる。
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