「私は、前から歌うことを仕事にしたいと思っていましたが、チャンスをつかめず挫折して、一度その夢を手放していました。でも、もう一度私に歌うことを許してくれたのがNMB48でした。
だから、この8年はNMB48にすべてを捧げて生きてきました。グループに対する責任感だけじゃなくて、自分の意思としてやりたいから、何よりも守りたかったからです」
10月27日の卒業コンサートで、集まった3万人のファンに山本彩が伝えたのは、NMB48でつかんだ自信と一途な“難波愛“だった。
その人の価値は、去り際で決まると言われる。山本彩の卒業の日に向けても多くの関係者が動いていた。
山本彩の卒業に花を添えた共感の輪
『卒業される山本彩さんに激励や応援のメッセージを届けませんか?』
投稿されたメッセージの中から抽選で150人の言葉が、27日(土)の読売新聞朝刊(大阪本社版)の別刷り1面で“素敵な思い出とたくさんの愛をありがとう”と紹介された。
卒業シングルを記念し、SHIBUYA TSUTAYA(東京・渋谷)の一角には10月16日から22日まで「握手会風パネル」が設置されていた。
「山本彩さんにとってのNMB48ラストシングルを盛大に盛り上げるべく、『さや姉、いままでおおきに!』という気持ちを込めた大展開を実施したいと思い、メーカーさまに持ちかけました」と店の担当者が語った。
シンガーとしての山本彩に大きな影響を与え、CMで歌った『ひといきつきながら』でおなじみのJTからは、『あなたの人生が世界一の物語でありますように』というタイトルで幼少時代も含めた過去の写真やNMB48での8年の模様が卒業コンサートの開演前に会場スクリーンにて映し出された。
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