信頼される人は「キャラ×能力」で秀でている 仕事ができる人はメンタルがエリート!

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しかし、隣の席に座っていたアシスタントは、彼女が上司に激詰めされていたことも離席していたことも知っていたのに知らんぷりです。何ひとつ声をかけてきません。同僚の態度に哀しくなった彼女は私の席にやって来て、

もう辞めたい

と私に言いました。

事情を聞いた私は彼女を非常に哀れに思い、

「そんな自虐的になっちゃいけないよ」

励ますために一緒にYouTubeで「やる気が出る動画」的なものを検索して、その動画を見ました。

仕事しろよという感じですが、仕事にはこういった無駄な時間が時として必要なのです。動画を見終わったわれわれは、無駄にやる気にあふれ、彼女は仕事に戻っていきました

私は良いことをしたと思いましたが、実は私のほうが彼女より早くこの会社を辞めました……

こんな風にオフィスで困っている人、傷ついている人がいたら親身に励まし、仕事でいっぱいいっぱいになっている人がいたら助けてあげるのが、信頼を築くための思いやりです。

そのためには、たまには愚痴を聞いてあげたり、金持ちのおじさんのつまらないホムパに付き合ってあげたりと、些細な積み重ねが必要になります。

それこそが信頼を築くためのカギとなるのです。

仕事ができるとは?

信頼のモト その②能力=実務能力×論理力×社内政治力

次に、信頼を築くために必要になるのは②能力です。

よくオフィスで、「あの人、いい人なんだけど仕事ができないよね」と言われている人を見かけませんか?

ここで言う能力とは、単なる実務能力です。信頼を築くために必要になる能力とは、実務能力だけではありません

必要になるのは次の3つの能力です。

●実務能力
●論理力
●社内政治力

実務能力とは、その部署の目的に合った結果にコミットするために必要なスキルセットのことを言います。

たとえば、営業部にコミュ障の公認会計士を配属したとしても、それこそミスマッチで本人のためにもなりません。もちろん、本人が職域の幅を広げたいというなら、必要とされるスキルセットを得るための学習や経験、教育が必要になります。

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