金融特化メディアの「ZUU」が狙っていること 冨田和成代表取締役ロングインタビュー

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要は、専門性をどんどん高めていった結果、プロにも注目されるサイトに成長したということです。そこで、そういった人たちのキャリア形成にも役立つようなプロフェッショナルプラン(月額4980円)というサービスを先日リリースし、これまでのところ順調に伸びています。つまり、こうしたサービスがリクルーティングとも結びついていくわけです。

一般ユーザーと金融業界従事者向けで進める会員化戦略

村上:正直に申し上げると、金融業界に携わる人たちがユーザーに占めている割合はもっと少ないのではないかと個人的には思い込んでいました。10%以上に達しているともなると、かなりインパクトが違ってきますね。ところで、2018年2月から会員化戦略を打ち出していますが、どういった理由からなのでしょうか?

(ZUU「成長可能性に関する説明資料」より)

冨田:やはり、会員化が好循環をもたらしますからね。ユーザーにより質の高いコンテンツを提供し続けるためにはコンテンツへの投資が必要です。それを実現するために、会員化は当然の帰結だと思っています。我々がお金に関する良質なコンテンツを提供することに対して、相応のコストを払うのは当然だとユーザーに納得していただけるようなサービスでありたいと思っています。

村上:経済ニュースに特化しているNews Picksの場合なら、有料会員となってより深く理解したいというニーズが出てくるでしょう。一方で、金融に関する情報の場合、無料会員向けのコンテンツでアウトラインを把握できれば、それから先は各金融機関の窓口に電話などで問い合わせて理解を深めるというパターンに流れてしまいかねません。具体的にどういったコンテンツを提供することで、有料会員への加入を促すのでしょうか?

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