フィンテック系証券会社を味方につける方法

「手数料無料」の証券会社もついに出現!?

フィンテック系証券会社は、いわば証券の「第3世代」。新しいサービスで初心者の個人投資家を魅了している(写真:Ushico/PIXTA)

日本で個人の資産運用というと、株式投資や投資信託での運用が一般的であり、20年以上前なら野村證券など、対面証券会社がその主役だった。当時は「資産運用=富裕層がやるもの」だった。

だが1999年10月に株式委託手数料が完全に自由化されると、2000年代にはオンライン証券会社が台頭、圧倒的に安い手数料を背景に一気に対面証券会社からシェアを奪い、資産運用のハードルは一気に下がった。今年3月末時点ではオンライン証券会社大手5社(SBI、楽天、松井、カブドットコム、マネックス)だけで国内株式の個人委託売買代金シェアの8割弱を占める。

その後はなかなか新規参入者が出てこなかったが、昨今のFinTech(フィンテック)ブームの流れもあり、ここ数年で資産運用領域でも新規参入者が一気に増えてきた。しかもすべてがオンライン証券会社ではなく「運用専門会社」という形態での参入も見られる。これらの「新規参入組」を対面証券会社、オンライン証券会社に次ぐ「第3世代」と呼ぶことにして、今回は第3世代グループに属する主な企業を紹介、それぞれの可能性について見ていこう。

ワンタップバイは「少額」「銘柄数絞り込み」で初心者向き

まず証券会社として早々に新規参入した企業といえば、「スマホ証券」のワンタップバイが挙げられる。同社は1000円から株が買える証券会社として、とにかく初心者にわかりやすいサービスを提供している。現在は日本株とアメリカ株を取り扱っているが、ユニークなのは「誰もが知っているような大企業」と、一部のETF(上場投資信託)だけを選び、日米それぞれ33銘柄だけ売買可能にしていることだ。

日本株だけで見ても3000社以上の企業が証券取引所に上場しており初心者からすれば「何を買えばいいのかわからない」というハードルがある。そのなかで、同社はあえて商品数を絞り込むことで、初心者が最初に株式投資を勉強するのに最適な場を提供している。

同社によると、8月末時点で新規口座開設数は13万口を超え顧客の73%が投資未経験者と驚くほど高い。その多くを20代、30代の若年層が占めているという。

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