勉強に効く!受験戦争に負けない健康食事法

甲子園優勝校の食育担当が伝授する「勉強飯」

受験を勝ち抜くにはまず食事から考えよう(写真:PIXTA/Fast&Slow)  
来年1月19・20日に実施される大学入試センター試験まで残すところ3カ月。受験生の皆さんは、迫りくる高い壁にプレッシャーを感じていることだろう。受験生の親御さんもまた、我が子にできることはないかと思っているに違いない。そこで、2017年夏の甲子園優勝校として知られる花咲徳栄高等学校の食育担当である會田友紀教諭が、本番に負けない「食事法」と「勉強飯」を紹介する。

社会に出れば、一発勝負の連続だ。受験は言わば、本気を出す練習なのだ。いざというときに結果を出すためにも、集中を切らさないことが大切。勉強に集中するためにも、食事は大切な要素の1つとなる。あなたが食べている物で頭脳と体は作られている! そう断言して差し支えない。

筆者が教諭として勤務する花咲徳栄高校では、さまざまな食育指導を推進してきた。2014年度より3年連続で文部科学省事業「スーパー食育スクール」の指定校となり、2017年には同省の「つながる食育推進事業」で高等学校唯一のモデル校となった。

その取り組みの一例として、本校独自で実施しているスタディメシ(略称:スタメシ)について紹介したい。

スタメシの一例:手前左から時計回りの順で、▼アサリとツナのスパゲティ▼タンドリーフィッシュ&新じゃがとアスパラガスのソテー▼パイナップル▼豆腐サラダ▼カボチャのポタージュ(筆者撮影)

食生活こそ勉強の基本

スタメシ:アサリとツナのスパゲティ(筆者撮影)。アサリは吸収率の高いヘム鉄が豊富、ツナにはDHAが豊富

昨今、アスリート選手が食事に着目するようになり、「スポーツ食育」というワードがよく聞かれるようになった。そうした流れもあり、筆者は運動だけでなく、学力向上にも食事が深く関わっていることを理解してほしくて「スタメシ」を考案した。名前のせいなのか、よくスタミナ飯(ガッツリ系)と勘違いされるが、スタディメシ=勉強飯と考えてもらえばいい。

そのコンセプトは、集中力や記憶力のアップにある。献立では、集中力や記憶力を向上させるといわれるDHAやレシチン、カルシウム、鉄分を強化している。

スタメシ:くるみをトッピングした「豆腐サラダ」(筆者撮影)。くるみには健康に良いとされるオメガ3脂肪酸がナッツの中ではもっとも豊富。オメガ3脂肪酸は動脈硬化を防ぎ、コレステロール値や中性脂肪値を下げるなど、生活習慣病の予防に効果がある

たとえば、青魚に多く含まれるDHAや、ナッツ類(アーモンドやくるみなど)や大豆製品(豆腐や油揚げなど)に多く含まれるレシチンなどは、集中力や記憶力をアップさせるのに効果的な食材だ。

最近は、脳を健康にするとされる「ブレインフード」というものが注目されている。これは要するに、青魚、ナッツ類、カカオ、アボカドなどの食材のことである。

これらの食品に含まれるオメガ3脂肪酸などが、記憶力や集中力を高める効果について信頼性の高いデータが集まっている。また、脳と食事についての研究も進んでいるという。

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