
ゴルファーのほとんどは、その貴重な練習時間をスイング作りに費やしています。特に今の日本人ゴルファーは、この傾向が強い。これは以前にも指摘しましたが、コースでうまくプレーするための練習ではなく、いつしか、いいスイングを身に付けるのが第一の目的となっているからです。
しかしながら、いいスイングをさせてくれる場面がほとんどないのが、コースでのプレー。野球にたとえれば、ブルペンではいい球投げるけど、バッターがいると、からっきしダメなタイプ。そう!! 多くのゴルファーは“ブルペンゴルファー"に陥っているのです。今回私が伝えたいのは、「ゴルフコースの要求に合わせたプレーや発想が大切」ということ。研究の対象を“スイング"から“コースマネジメント"へ移行しよう!
私のコースレッスンでは、「あっ! 今のはクラブが外から入ったからフックしました」などというコメントはしません。なぜなら、スイングに起こった現象の指摘だけでは、根本的な解決にはならないからです。理屈や数字が頭に入ると左脳が優位に立ち、体の動きがぎこちなくなるのです。「このロケーションでは低いスライスをイメージして」「ここはフックしてもいいと思いながら打ってみて」など、状況に応じた球筋のイメージは、ハンディキャップの多い少ないに関係なく必要で、そう思うことでナイスショットの確率は天地の差ほど変わります。あとは球の出だしをどこにするか? そこに目線とクラブフェースを合わせると100を切れるかどうかのゴルファーでも、軽いダウンヒルをスプーンでナイスショットできるのです。
コースの攻め方は多岐にわたりますが、基本的な考えは“広いほうから曲げる"。ということは、普段の練習で何をすべきか? 「右に曲がるボールを打つ・左に曲がるボールを打つ」。言い方を変えれば「絶対左に行かないボール・絶対右に行かないボール」を練習すべきなのです。
1965年千葉県生まれ。プロゴルファー&フィジカルトレーナー。けんこう寺子屋ゴルフスクール主宰。選手時代のケガの経験からプロトレーナーに。中嶋常幸プロの復活に貢献、高い評価を受ける。一方、若手育成やアマチュアのレッスンにも力を注いでいる。
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