ベイスターズが「野球普及」に全力を注ぐ意味

球団としての野球離れへの危機意識は強い

横浜DeNAベイスターズが子どもたちに向けて行う野球普及活動の様子(筆者撮影)

これまでもこのコラムでは、NPB球団の野球普及活動を取り上げてきた。各球団の危機意識はかなり強い。今回は、セ・リーグの横浜DeNAベイスターズの普及活動を取り上げたい。

幼稚園、保育所、小学校で年間200カ所の訪問活動

9月初旬、横浜市磯子区の岡村幼児園に、ベイスターズのマスコットをあしらった車、スターマン号がやってきた。

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園庭で、1歳から5歳まで153人の園児に対してベイスターズのマスコット、DB.スターマンとオフィシャルパフォーマンスチームのdianaは、準備体操を兼ねたダンスを指導。その後は年長組を対象にした野球教室を行った。

ゴロを拾ってネットに投げ入れるゲーム、ティーバッティング、最後にベイスターズの球団歌でダンスを踊って約1時間のプログラムが終わった。子どもたちはスターマン号の前でDB.スターマンとともにカメラに収まり、オリジナルノートをもらって大満足だ。

岡村幼児園の女性職員は、「横浜ですから、ベイスターズのファンは多いですね。子どもたちもワクワクしていましたし、私も楽しかったです。これからもぜひお願いしたい」と語った。

幼児だけでなく小学校での訪問活動も活発だ。

横浜市保土ヶ谷区の坂本小学校では、授業時間を活かして小学校1、2年生に野球教室を行った。こちらは、体育館で島田直也、大原慎司などの元選手とスタッフが指導をする。準備体操の後、ティーバッティング、ボール投げ、3つのティーに置かれたボールを投げて落とす的当てゲームが行われた。授業の1コマにあたる45分間フルで体を動かし、子どもたちは上気した顔でコーチたちにお礼を言って体育館を後にした。この授業が1回の訪問で3コマ行われる。

ティーバッティングの様子(筆者撮影)

担任教諭は、「投げるという動作は、体の向きとか体重移動とか難しいですが、本物の方たちに学べたということが自信になってくると思います。この秋から1年生はボール投げの授業が始まるので、いい導入になりました」と語った。

昨年、横浜DeNAベイスターズは幼稚園・保育所で93カ所、小学校で86カ所の訪問活動を行った。今年の目標は幼稚園、保育所と小学校でそれぞれ100カ所の合計200カ所。これはNPB球団の中でも最多だろう。

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