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キャリア・教育 #「非会社員」の知られざる稼ぎ方

20代で借金2000万の男がTシャツに見た希望 少年時代の熱中に「稼ぐ力」の源泉があった

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  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
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「もちろん今に比べたら数は少ないですけどリアルに注文が来るのが楽しかったですね。当時は印刷業者に頼んでTシャツ1種につき50枚くらい刷っていました。

立ち上げからしばらくは儲かったお金は一銭も使わず、そのまま全部運転資金に回していました。立ち上げのときに5万円投資しましたけど、後はずっと自転車操業です。『売れなきゃ次作れないから買って!!』と言って少々強引に知人に買ってもらうこともありました」

当時は、朝5時から夜の7時まで配達の仕事をしていた。仕事と仕事の空いている時間を使ってTシャツのデザインを進めたし、夜は友達のライブにもよく顔を出した。

1日4時間しか眠れなかった。

「デザインも短時間でパッとやってましたね。配送のときの信号待ちの間にササッとデザインしたりもしました。いまだに使用しているコアチョコのロゴデザインも信号待ちのときにマジックペンで書きました。何も考えないで書いたから大文字小文字が混在してるんですよね。でもそれが逆にいい。後で丁寧に書こうと思ったけど、そのときのノリで書いたデザインのほうがいいんですよね」

そんな日々の中、宗方さんが30歳を迎えた頃に2000万円の借金を払い終えることができた。

「母親に『もう家にお金入れなくていいよ』って言われたとき、こんなにうれしかったことはなかったですね。肩の荷が下りました。

どん底の生活はもちろんつらかったですけど、その中で学んだことはたくさんありました。あのまま寿司屋の社長になっていたら、そもそもコアチョコを始めてないでしょうしね。コアチョコは、どん底であがいてできた会社です」

Tシャツのことだけを考えたイベントを作る

2003年に宗方さんはさまざまなTシャツ屋さんを集めたイベント「Tシャツラブサミット」を開催した。日中に大きな会場で開かれる、明るいイベントだ。

展示会場にはズラリとTシャツ店が並び、それぞれ独自のTシャツを販売している。会場の一角では、芸人さんが出場するお笑いライブがあったり、プロの漫画家による似顔絵コーナーが展開されていたりする。家族連れで遊びに来ている人も多い。

「当時はTシャツを売れるイベントというとデザフェス(デザインフェスタ)しかなかったんですよ。だったら自分でイベントを開催しようと思って、知り合いのミュージシャンを起用した音楽ライブイベントを主催して、そこでTシャツを販売してたんです。でもバンドから反乱されて、うまくいかなくなっちゃったんですね。

『Tシャツのことだけを考えたイベントを作ろう』

って思ってできたのがTシャツラブサミットでした」

Tシャツラブサミットは初夏の風物詩として定着し、毎年開催されている。

またトークライブハウス、ロフトプラスワンでは「Tシャツデスマッチ」というイベントを年に3回催している。さまざまなジャンルの人たちが、自慢の映像を持ち込みプレゼンしあって勝ち負けを決めるというイベントだ。

小学生の頃、学校でプロレスを興行していたときの延長線上にあるイベントといえるかもしれない。こちらも定例イベントとして定着し、すでに30回以上開催されている。

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