レイザーラモンRGがもがき達した無二の境地

「あるあるネタ」は偶然とハッタリで生まれた

「あるあるネタ」で人気を博すレイザーラモンRGさん(撮影:風間仁一郎)
これまでにないジャンルに根を張って、長年自営で生活している人や組織を経営している人がいる。「会社員ではない」彼ら彼女らはどのように生計を立てているのか。自分で敷いたレールの上にあるマネタイズ方法が知りたい。特殊分野で自営を続けるライター・村田らむと古田雄介が神髄を紡ぐ連載の第43回。

レイザーラモンRGさんは、レイザーラモンHGさんとコンビを組むお笑い芸人である。

RGさんと言えば2009年からはじめた「あるあるネタ」が、長きにわたり人気だ。

流行歌にのせて「○○あるある早く言いたいー」と延々と歌った後、最後に1つだけ素朴なあるあるネタを言う。

見ていてじれったいような、ワクワクするような不思議な面白さがある。

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あるあるネタの人気を受け、今年の9月には『あるある黙示録』(双葉社)を上梓された。テレビ業界、芸能人、漫画からキスや春野菜までさまざまな「あるある」をまとめた一冊になっている。

今回は、東京・新宿「新宿ルミネtheよしもと」の楽屋で、RGさんが「あるあるネタ」に行き着くまでの道のりを聞いた。

小学校4年の引っ越しは人生で一番の転機になった

「生まれは熊本でした。祖父は幼稚園の園長さんで、名士の孫みたいな扱いでしたね。今思えば家も大きかったです」

紡績の街で生まれ、父親も紡績工場で働いていた。偏頭痛持ちで突如来る頭の痛みに悩まされながらも、なに不自由ない暮らしをしていた。

しかしRGさんが小学校4年生のとき、父親が働く紡績工場が閉鎖された。紡績会社の社員だった父親は、熊本の支社から愛媛の本社に戻る形になった。

「小学4年の夏休みに引っ越しました。きつかったですよ。それまで築き上げてきた人間関係が全部ゼロになりましたから。『マジか?』って思いました」

熊本と愛媛では言葉が違うので、ずいぶんからかわれた。偏頭痛持ちであること対しても心ないことを言われた。

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