「魚屋夫婦ユニット」が円満でいられるワケ 妻は最高のビジネスパートナーだった
有美さん「3年前の4月に第一子を出産し、そのまま育休に入りました。一方で、夫は会社員をしながら副業として週末に今の仕事の前身となるような活動、友人宅に魚を持ち込んでケータリングをしたり、魚の捌き方を教えたり、活発に働いていて……。そんな夫を応援したいけど、私は仕事を中断して育児に専念していたこともあり、少しモヤモヤしてしまったんです。これは不公平なんじゃないかと、ネガティブな感情が芽生えてしまった……」。
有美さんは当時、PR・イベントディレクターとしてモーターショーやサミットの企画・運営などを担当。それまでバリバリ働いていた分、余計に鬱屈した思いが募ってしまったようだ。
そこで有美さんは思い立つ。夫の副業をサポートし、自分も積極的にコミットすることで“自分事化”しようと考えたのだ。
有美さん「夫がやっていることに自分も積極的に絡んでいかないと、そのうち応援できなくなるんじゃないかと。それは嫌だったんです」。
妻が作ってくれたホームページに感激
和浩さん「ある日帰宅したら、妻がいきなり『魚屋のホームぺージ作ったよ』って。それも適当なやつじゃなくて、すごくかっこいいんですよ。もう、ただただ感激しました」。
このことをきっかけに、夫の副業は徐々に夫婦で取り組む「本業」へとシフトしていったという。