「投資信託はこの3本が良い」と言える理由

「グローバル=国際分散投資」とは限らない

世界中に投資をしている投資信託を探す際、商品名に「グローバル(Global)」がついているかどうかを選択肢にあげる人もいることでしょう。確かに、グローバルは「世界的な・全体的な・地球全体の」といった意味の語です。ですから、この名前がついていれば、世界全体に投資しているように思えるかもしれません。しかし、実際に商品の中身をよく見てみると、すべて均等に投資されているというわけではありません。

ちなみに、投資信託協会「投信総合検索ライブラリー」では、投資信託名やキーワードから投資信託を検索することができます。また、「国内株式投信」「海外債券投信」など、カテゴリー別の検索やつみたてNISA対象商品のみの検索などもできます。

グローバル投信は500以上あるが「アメリカ重視型」も

そこで、投資信託名に「グローバル」とつく投資信託を検索したところ、526件(8月末時点)がヒットしました。そのなかで、いくつかの投資信託の目論見書を見てみました。

たとえば、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」(毎月分配型)は、世界の高配当利回りの公益株(電力・ガス・水道など)に投資する投資信託です。目論見書(2018年5月11日)には「特定の銘柄や国に集中せず、分散投資します」とありますから、何となく世界中に投資をしているように思えます。

しかし、その一方で、「主な投資制限」欄には、「外貨建資産への実質投資割合には制限を設けません。」という記載も見られます。実際どうかというと、組み入れ上位5カ国のトップは「アメリカ」で構成比は45.9%、組み入れ上位10銘柄のうち5銘柄がアメリカ株。資産の約半分がアメリカ関連になっています。

また、かつて純資産総額が5兆円を超えるほどの人気を博したグローバル・ソブリン・オープン(毎月)は、世界主要先進国の債券を主な投資対象とした投資信託です。こちらも、目論見書(2018年8月17日)の「主要な資産の状況」を見ると、米ドル建ての資産が39.7%、ユーロ建ての資産が26.9%、円建ての資産が11.5%などとなっており、決して均等ではないことがわかります。

このように、「グローバル」と名がついていながら、実際はアメリカの株式市場や債券市場などに多く投資しているという投資信託はたくさんあります。中には、7割~8割がアメリカ市場という投資信託もあるようです。 もちろん、よりよい成果を得るための投資先を探した結果、アメリカ重視になったということですから、このこと自体は悪くはありません。

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