共働き夫婦が始めるべきダブル投資のススメ

夫婦の「投資担当大臣」はどちらか決めよう

というのも、夫婦の不和の要因にもなりますし、資産管理として効率的ではないためです。これは、ファミリーアロケーションが存在していないために起きる共働き夫婦ならではのお金の問題です。

先ほどの例ほど極端でなくとも、

「夫婦でそれぞれどれくらいのペースでリスク資産を上積みしていくのか」
 「夫婦でそれぞれどのくらいのリスクテイクをしていくのか」

といった事柄に関し、夫婦間でコンセンサスを得ることが必要です。

リスク資産に投資することは悪いことばかりではありません。むしろ高い利回りの獲得により資産の成長スピードを速める方法の1つですが、誰もコントロールしていない状態は問題です。

「夫が投資担当、妻が貯蓄担当」というのも1つのファミリーアロケーションですが、夫婦がそれなりのコンセンサスを持って取り組んでいく必要があります。

投資にお得な口座を夫婦でダブル活用する

このとき、カギとなるのは「1人1口座」しか保有できない制度が2つあるということです。

NISA(もしくはつみたてNISA)は、20歳以上の国内在住者が1人1口座しか保有できませんが、運用益非課税メリットがあります。年間投資限度額があるので夫婦で2口座保有しておいたほうが有利ということになります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)も、20歳以上60歳未満の国内在住者(年金未納をしていないこと)でなければ加入できません。こちらは運用益の非課税に加え、掛金積立段階での所得税・住民税非課税メリットがあるので、夫婦で2口座保有したいインセンティブがとても強い仕組みです。

できることなら、「iDeCo2口座」「NISA2口座」を夫婦がフル活用するようにしつつ、運用方針を調整していくことを考えたいところです。

ファミリーアロケーションを考えてみると、「夫が独りよがりで株に夢中」ではなく、夫婦でそれぞれが投資に向き合っていくことが求められる時代なのです。

次ページ「投資主担当」をどちらにするか決めよう
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