共働き夫婦が始めるべきダブル投資のススメ

夫婦の「投資担当大臣」はどちらか決めよう

次に考えたいのは、「どちらが投資主担当になるか」です。とはいえ、これは自然と決まってくることになるかと思います。要するに夫婦のどちらかのほうがより投資に興味がある状態は自然に現れるからです。

このとき重要なのは、投資主担当より投資副担当のほうかもしれません。主担当のほうは自ら積極的に学習したり情報収集を行い、楽しみながら投資を行います。

ところが、副担当のほうは投資に興味がないか否定的であることが多いため、「あなたも参加するように」と促されてもなかなか腰が上がりません。iDeCo口座やNISA口座開設を、と言われてもそもそも開設しないわけです。

iDeCoについては定期預金等での資産形成をするだけでも税制優遇の魅力が大きいので、まずは副担当にも開設してもらうことをオススメします。またNISAについては一般NISAが年120万円まで利用枠があるので、まずは主担当の口座だけ開設をして様子を見るという方法もあるでしょう。できればつみたてNISAで月1万円程度でもいいので副担当もインデックス投資をしてみることが理想的です。

それでも「投資は良くないことだから止めて」のように抑止を求められないよう、基本的な投資理解だけは共有しておきたいところです。

「中長期的な経済成長のリターンは、預貯金より高まる(トマ・ピケティも似たようなことを言っているよ)」

「20年の長期にわたった積立投資においては勝率はほぼ100%になると言われており、ディトレードをするわけではないよ」

のような説明をして理解と了承を得ておきましょう。

投資方針をどう共有しどう分担するかを考える

どんなに投資に積極的な主担当であろうとも、投資方針については、副担当の了解を得ておくことが大切です。特にリスクを高く取るほどに元本割れのリスクや程度は高まることが避けられないからです。

国内外の株式にGDP比率で投資をするのと、25倍のレバレッジをかけてビットコインに投資をする(これは投機だが)のとでは、リスクの度合いはまったく異なります。むしろ後者は資産の全損のリスクまで負っていることを説明しなければいけません。

リスクの高い投資方法については投資金額を低く抑えることで了解を得るといいでしょう。FXをやっていてトルコリラのように暴落して全損するリスクがあるのなら、300万円ではなく50万円でやる、のようにOKを得ます。

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