たった一つの会議が歴史を動かした! 三谷幸喜監督が語る歴史の本当の面白さ

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なぜいつも背広を着ているのか

――ところで、三谷さんはいつも背広というイメージがあります。背広へのこだわりはあるのでしょうか?

『ラヂオの時間』で初めて映画をやることになり、実はそのときに初めてネクタイを締めたのです。それまでは持っていなかったのです。初めて映画をやるということで、大好きな映画に対するリスペクトの気持ちがありました。ラフな格好をしている映画監督もいるとは思うのですが、僕はいつも形から入るほうなので。家から出るときには、ネクタイを締めて出勤するという気持ちです。

たとえば川島雄三監督や、アルフレッド・ヒッチコックなんかもそうですが、昔の映画の撮影風景を見ると、背広を着ている人たちの姿をよく見かけます。それがかっこいいなと思って、それからネクタイをするようになりました。そうしたら誕生日プレゼントなどで、皆さんがやたらとネクタイをくれるようになった。それがすごいことになってしまったので、もう逆に、これ以外の格好をしないようになりました。舞台をやっているときも、背広になってしまいましたからね。

――クールビズにはされないんですか?

クールビズは中途半端な感じがして、あまり好きではない。あそこまでするのだったらもうTシャツでいいような気がするんです。あれは意味がわからないですね(笑)。

(撮影:大澤 誠)

(c)2013 フジテレビ 東宝
壬生 智裕 映画ライター

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みぶ ともひろ / Tomohiro Mibu

福岡県生まれ、東京育ちの映画ライター。映像制作会社で映画、Vシネマ、CMなどの撮影現場に従事したのち、フリーランスの映画ライターに転向。近年は年間400本以上のイベント、インタビュー取材などに駆け回る毎日で、とくに国内映画祭、映画館などがライフワーク。ライターのほかに編集者としても活動しており、映画祭パンフレット、3D撮影現場のヒアリング本、フィルムアーカイブなどの書籍も手がける。

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