健康管理がヘタな人はPDCAがわかってない 仕事のスキルと共通する普遍的な回し方
ビジネスにおいてPDCAの一連のサイクルを回し続けることは基本中の基本ですが、これは健康管理においても同様のことがいえるのです。
「デキるビジネスパーソン」も要注意?
実は、仕事ができるビジネスパーソンだと周りから思われている人によく見られる弱点があります。それはPDCAの「チェック(C)」以降が苦手なパターンです。
「仕事ができる人」といったときに思い浮かべるイメージは、「実行スピードの速い人」ではないでしょうか。社内でも周囲の関心が高い大きなプロジェクトなどは特に実行までのスピードが重視され、目立つことが多いでしょう。しかし、実はこのような人たちにありがちなのは、失敗を客観的に受け入れたり、細かな改善を繰り返したりすることがおざなりになりがちだという弱点です。
仕事の場だと組織全体としてお互いの弱点を補い合っているので、チェックの甘さというのはウイークポイントとして目立ちにくいかもしれませんが、健康管理ではそうはいきません。なぜなら、健康管理は自分ひとりでPDCAすべてのプロセスをこなしていく必要があるからです。
本当に仕事ができる人は、変化や修正を恐れずにPDCAを回せる人。それは誰もが同意することだと思います。仕事はできるのに健康管理はうまくいっていないという場合は、健康管理のPDCAのプロセスも見直して、自分に苦手な部分がないかを探してみてはいかがでしょうか。
一方、職種で言うとエンジニアや、デザイナー、編集者などのクリエーターは制作物の作り直しや修正などに慣れているからか、PDCAの「検証→改善」のプロセスに拒否反応がない人が多いようです。
仕事にせよ、健康管理にせよ、人には得意なことと不得意なことが存在します。苦手な部分を改善することは仕事においても健康管理においてももちろん重要ですが、得意なことを伸ばすというのも、ひとつの改善策です。
これは個人だけではなくチームや組織の健康管理にも生かすことができます。自分の組織が健康経営を実施している、していないにかかわらず、これからのマネジャーやリーダーには、「仕事」と「健康管理」の共通点を意識して、チームのパフォーマンス向上に取り組むことが求められるのではないでしょうか。
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