健康管理がヘタな人はPDCAがわかってない 仕事のスキルと共通する普遍的な回し方

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ところが「健康管理」となると、途端に目標設定も自分自身の健康状態の把握もあいまいになってしまいます。そして多くの場合で問題なのは、何が自分の健康の足を引っ張っているかも把握していないということです。

健康管理のプロセスを、仕事と同じくPDCAのフレームワークに当てはめて、問題点を洗い出してみましょう。

健康管理のPDCAとは?

まず健康管理の計画(Plan)を立てるためには、自分の「なりたい姿」を設定することが必要です。「ダイエットをしたい」「運動を始めたい」など漠然とした目標設定では行動に移しても、検証や改善をする手助けになりません。仕事と同様に、定量的かつ期限を決めた目標設定を行う必要があります。

また、計画を立てる際には体重や健康診断の結果などの客観的なデータを受け入れ、現状と目標とのギャップを定量的に把握することも重要です。

次に、立てた計画を実行(Do)する必要がありますが、慎重に計画を立てる人ほどあれこれ理由をつけて、周りの環境が整っていないと動けない場合が多く見られます。

計画は一度立てたら、あえて見直さずにすぐに行動に移し、Check、Actionで改善するという意識が健康管理においても有効です。

健康のための行動は、一度実行しただけでは効果は得られません。継続的に行うことで効果の大小や改善点が見えてくるため、記録をして振り返ることは重要です。これは検証(Check)のフェーズにあたりますが、プライドの高い人や自分に自信がある人ほど自分を客観的に見つめることができない傾向を持ち合わせていることが大半です。これを解決するための簡単な方法は、結果の良しあしにかかわらずとにかく記録をすること。なるべく手間をかけずに、ハードルを下げることがポイントです。

最後に改善につなげる行動(Action)が必要なのは、言うまでもありません。ただ、健康管理になると「効果がなかった」と一度のPDCAであきらめてしまう人が多くいるのも事実です。計画が失敗したとしても、改善して次のサイクルにチャレンジするという意識は仕事でも健康管理でも重要なことなのです。

このように分解してみると単純なことに見えるかもしれませんが、どれかが抜け落ちていることは意外と多く、そもそも目的意識をはっきり持っていないためにPDCAが回り始めてもいないというパターンも多くあります。

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